島五段四子局序盤

『オサエ』それとも『ツギ』?

    戦闘力旺盛の島五段。四子になり天元存在が大きいのかなかなか私に

    👊パンチ与える会心局が誕生しないが打ち方はぶれない。

    さらに腕力上がりますようアドバイスしたいと思います。

    右上白5高ガカリに黒6、8ツケヒキから黒10ヒラキ(ハサミかな)は

    面白い。白11は気合のお返しだが黒12、14と割って攻めて行く作戦です。

    白15ノビに黒打つ手は2通り。大事な場面でした。    

厚く対応し攻勢に立つ

    形はオサエたいけど正解は黒1ツギ。理由は後ほど。白2這いには

    黒3、5と丁寧に受けます。すると×を白6と逃げて黒7に白8と

    補強する調子となるでしょう。続いて黒9オシでじっくり攻める。

    ▲が働き白3子は治まるまで時間かかる。大事なことは・・・

    【ツケノビでモタレた白を今は攻めなくても良い】ということ。

オサエは出切り迎え打つ戦いへ

    黒1オサエは白2、4出切りが成立します。黒5が最善で白6守りと

    進む。黒7と一本キカシて黒9と形を整えたら白10カタで進出。

    黒11、白12の後、どう打つか。いろいろあるが私だと黒13、15を選び

    右の白への攻めで勝負します。以下想定し戦いは五分か。それは・・・

    ①中の黒がそれほど強くないこと。②隅が少し気になること。

    ◆実戦は出切りに強気対応・切りで返されました。 

『振り変わりなら黒良し』しかし・・・

    黒1~黒5まで実戦。局後に「この図になると思ったのですが。」との

    島さんの感想。ヨンでいての決行で確かにこの振り変わりは黒良し。

    しかし白6では・・・

厳しいハネツギ

    実戦白1、白3のハネツギが好手。黒困っています。▲助けたいが

    ×断点喰うと隅が取られてしまう。

気持ち切りかえての進行

    黒4、白5の進行はさぞ無念だったと思います。でも切りかえて黒6。

    失敗した箇所の黒三子も黒×を直ぐに動かない・障らない姿勢は冷静と

    感心しました。左下頑張った白13に黒14!これは仕掛けた手で悪いとは

    言いたくない。ただし【失敗したら少し冷却期間で充電が大事です。

    『あせらず冷静に打ち相手が調子に乗るのを待つ』次図がお勧め

置き碁で一カ所ミスはケセラセラ

    普通の黒1、3守りがお勧め。白4くらい。ここで右下黒A打ち込みや

    左辺黒Bで良いのですが右上黒5担ぎ出しも魅力。白6と取りに黒7と

    マゲで右の白三子へ圧力をかけます。以下黒15まで想定し黒打てます。