池本さんは久しぶりでした。対局無し状態続いているとのことで手合いは四子。
先ず画像場面。下辺で黒の鋭い技を受け白が分断されたところ。
黒番で次の一手をどこに打ちますか。例によって解答は後半に。
本局で一番感じたのは池本さんの柔軟なところ。力みないのが持ち味。
私はプロ入段時誠文堂『囲碁』に「棋風は柔軟派。」と掲載されたこと
あります。正しくは「柔軟派になりたい」でしたが部分最強・最善ばかり
考え全体が見えずそれを直したいという気持ちでの答えでした。
黒10トビ。良いなと感じました。三本這う定石は左下二間が今一つに見える。
「一子どうぞ。」と言われると取りたくない。白11と詰めたときに・・・
黒1コスミもありました。喜んで二間ならば黒3オシ。これが好点。
左下黒Aが活用されています。実戦は白△への攻めを選択。
実戦は黒1。ツケたため白2と戻りやすくなるが黒3ハサミが予定の
行動。直ぐ白一子動くと重くなるので白4カケで催促したら黒5???
思考ヨメなかったが左辺どうぞとの意図か。対し捻くれ者の私は白6と
担ぎ出します。以下黒13まで力まない対応。特に黒11はなかなかの一手。
二線連絡保険を見ているのです。それで白13、黒14と交換をしたけども
地にあまかったかもしれない。
白14は阿漕かも。黒イ、白ロで調子良く黒×捕獲を期待したのですが・・・