初手から掲載(黒6はa)黒16では19で手を打つ捨て石策あったが
実戦はコウ含み頑張りを選択。白21キリにあっさり一子捨てたけど
黒aと抜くとどうなったのか。検証します。
黒1と抜かれたらコウ立てないので白2アテの予定でした。ここです。
黒3とツグ手はあるのか。左上▲がシチョウアタリなのが応援だが・・・
三子置く上手に黒3ツギは相当怖い。もし白に妙手あったら潰れとなる。
◆シチョウの変化は全て黒良し。しかし白の怖い手が見えました。
靜かな白1ノビが最強だが黒2、白3を決めて黒4(筋良し)が唯一の
シノギ手です。これで黒大丈夫に見える。
■『コウ取りからコウツギ』はかなり際どいが成立していたが現在の結論。
右下詳細解説したので一気に進行した場面から。今、左上に白三々に打ったところ。
盤全体の状況ですが黒地は下辺白取り込み約20目と右辺黒15目で計35目ほど。
白は右下10目、左下7目(理由は次図で)右辺厚み約5目、左上一帯希望の13目。
◆形勢黒容易ならずです。ほぼ白勝ちの碁と言えるがここで様子見したい。それは
左辺黒を狙われていますが。黒1、3と白の受けを様子見したかった。
白4が普通だが黒5、白6まで決めてここは放置し左上を打ちます。
黒7だと白12まで想定されるが形勢楽でないので黒13と頑張ってみたい。
白14で黒一団大ピンチだが黒15とアテて再度様子見です。白aツギで
何もなく見えるけども・・・
白1ツギなら黒2、4が隅の粘り筋。白5なら黒6で本コウとなります。
黒は負けたら死んでしまうので負担大きいが黒イやロなどコウ立て結構
あります。負けを早めるかもしれないが勝負図。
黒3に白4受けならコウは避けられます。白6まで黒イ、ロとみて白地
7目の生き。これは黒望外の展開で黒A保険に加入したので左上を黒7
から黒11の余裕が生まれる。白Aなら黒B、白C、黒Dまで。
加藤さんは黒1~11までしっかり生きられました。左上を真面に動くと
絡み攻めに喰うと考えての我満。白は外をもう一手打てるので優勢になり
ましたが早き負けを回避するこのような辛抱は後半実を結ぶことあり。
後半画像をお見せします。左側はよくぞシノギました。ただし影響がが右上一帯の
黒へ。黒苦しそうだがここがどうなるかが最後の勝負となりました。【現在黒番】
局後伺うと『黒シノぐために右側の白一団の眼形具合・攻め』を考えていたそうです
◎数人の方が観戦していました。結果は残念だったけど気持ち折れず頑張ったことは
立派だったと思います。来月は研究会・大会ですね。よろしくお願いします。