宮島八段二子局

    ようやく浦安指導碁会に。先ず宮島八段二子局を紹介します。

    先ず風変りだが双方夢ある序盤画像から。

対峙のコスミ・張り合いのケイマ

    手順推察出来ますね。白カカリに対し宮島さんが放った元気手に注目。

大模様阻止の消し二発

    白11カカリに黒12!ボウシの消しです。驚いたからではないがいったん

    白13と受けました。すると戻らずさらに黒13突入。右の白7、9働きを

    削ぐ積極策。ただ地に足が着かない打ち方で宮島さんの棋風ではない。

    白7ボウシを打って「二子局では初。」と呟いたとき、『では私も先生に

    合わせましょう。』と返され実践されたのです。見たことない立ち上がり。

かわし戦法で消し優先

    白1~13まで実戦ですが白良しの展開。黒は分断されているのに白は

    繋がっています。なお白13は捨て石で外を厚くする筋。黒6があまか

    った。ただし宮島さんは数十手後に白△へきつい一発を放ちます。

分断の効果・圧力

    黒1、3が正しい。白6には黒7と一手かけ出方を見ます。白8ヒラキなら

    実戦と同じく黒9でも次に左辺白への良きツメに回れるでしょう。

放置咎める渾身のツケコシ

 大分進行しました。下辺黒うっかりミス・右辺白胡坐かきと白がかなりポイントを

 得て黒リード少なくなっています。前局負かされたが今回は大丈夫だなと安堵して

 いたら・・・ビシッ!渾身のツケコシ。ここから左下と違い最強手を

 連続され白が一本j取られる。詳細は次回。