常連H氏は何時も10分早く待機されているのに開始時間経って来られない。すると
係の方から今電車に乗ったところで遅れますとの連絡。40分遅れての開始でした。
待っている間、案浮かび試すことに。普段は五子だが四子上手コミ15目出し開始。
先ず「おおっ。」と嬉しく変化をヨンで面白いなと感じた終盤場面を画像で。
右側に相当な大きさの白地が出来て盤面では地合い白が良さそう。コミ15目あるが
黒頑張らないといけない場面です。ここでH氏が打った手は最高手でした。
たぶん本人考えより何倍も評価高き手。解答は終わりの方で。では序盤から。
黒20では黒21と連絡し白這いのとき黒20がお勧めですが白出切りに
黒2を動かず黒26まで振り変わりの発想は良いなと感じました。
左下黒34は39ノビがベストですが虫が良い企みの白41に対し・・・
黒1ブツカリが最強最善でした。白2立ちなら黒3でスッキリ。
白4が省けません。ここで視線を左上に向けましょう。隅ハネツギでも
良いけど黒5と詰めて回りの白の攻めを伺う方が積極的ですね。なお
黒1で棒ツギは次善手とします。もし白2でゴリゴリ分断してきたら
黒1に白2、6はあまりに乱暴です。咎めましょう。黒7~白10まで
卒なくキカシて黒11、13。外へとにかく出て行けば良い。白10は無視。
黒11のとき白は左下危険に気づくはず。無謀だったと後悔するでしょう。
黒1。「早打ちのHさんあまいな。」と感じ白2と連絡したら黒3切り。
「何をなさる。相手はお友達ではないよ。」と白4、6で応じたときに
ノータイムで黒7!私だと最低1分はヨンでから打つ手です。
このような手を決断早く打つところがHさんの魅力で閃きですね。
安易な白1は黒2ハネ。白3、5には黒6カケツギとなります。白7は
省きにくく先手で左上隅を確保されました。黒8に回り閃き手大成功。
これは上手とは思えない利かされ姿。当然実戦は反発し・・・
見ての通り双方我が道を行く進行。結果は白良しのワカレです。理由は
白二子を取るために手がかかっていること、左下の白に響かないこと。
一番は左上黒▲弱体化が今後に影響することです。でも気合良さが立派。
冷静な図を次に示します。
白ハネに黒1オサエが冷静でした。白2でオキは取られますが黒3、5の
カミ取りは一級品の実利です。
白6逃げ出しには黒7と追走し攻めて主導権は当分黒が握れます。
次回終盤の手所をお見せします。初めて見る筋が含まれていて感動。