島さんは四子になってまだ6局目くらいだと思うが初勝利上げられました。
今回後半に白を取りに行かず地を守るという棋風らしくなく珍しく妥協され
たのが良かった。五子局は天元があったが四子は頑張り過ぎると黒も薄くなる
こと多くなる。この勝利で開眼されたかも。では始めます。
終盤。もう黒の勝利はほぼ決定となっています。ただ弱点を発見した島さんは
左下黒1コスミツケを決行。さてこの手は決め手か、危険手か。解説は後で。
右上は黒厚いワカレ。右下は振り変わりでほぼ互角。左上は定石ですが
黒44ポン抜きは驚き。その前左下を黒42とカタし、白43受けのときに
「間違えた。」と呟かれたので気持ち切り替えるための抜きだったかも。
左下をカタつくなら右の方ですね。白受けなら黒ツケがセットです。
右上黒10、12は珍しいが島さんの好みか二回目です。白13は
切らせて打つ目的。注文否と判断し黒14、16ツケノビで反発。以下
黒の厚み白の実利とのワカレになりましたが×が気になりました。
黒1コスミツケから黒3、5の分断が厚かったでしょう。
咎めるなら白1出。しかし黒2切りが良き対応。勢いは白3だが黒4と
取られます。白9で外は破ったけど黒10構えぐらいで白力んでいる感じ。
白1~黒6まで順当の応接。左上白7カカリに黒8、10ツケノビも良い
感じ。白11は変則だがある手。ただ黒14まで外の厚く不満ないでしょう。
ここで黒イ、白ロ、黒ハなら雄大な黒模様出現となっていました。
一気に勝負所へ進みます。次回お楽しみに。