長南氏二子局

      下じょ会ラストは長南氏二子局。立ち上がり難しい変化含む

      定石となり記憶と最新研究を模索しながら試行錯誤の進行。

      結果は白が相当良きワカレになったが・・・始めます。

小目一間バサミ・カケ出切り定石

     プロに入段した40年前にも右下の一間バサミカケ定石は多く打たれ

     研究が盛んでした。定石がいろいろ誕生した記憶はありますが今は

     違う結論になっている変化もあり一手ミスが怖い競り合いです。

     実戦の黒14~白19は白に実利与えるけど力溜め黒20を決行する意図。

     ◆ここで白が一番簡明だったのは

無難進行で互角・戦いに

     白1守りが一番簡明でした。黒2は許すけど白3から競り合って行く

     黒8に白9が少し悔しいが相場。戦いになるが好勝負だと思います。

変化多きツケ

      自然に見える白1ツケを選択しました。黒2ハネなら白3とノビて

      隅を捨てる感じあり怖くない進行。ただ黒2で黒イや黒ロの変化も

      含まれているのでその知識もないと心配な意味ありました。

実利と外勢でほぼ互角

      次に黒1グズミなら普通でした。白2に黒3と打ち白4に黒5と

      這う。白6には黒7と隅を攻めます。対し受けたら右辺黒に這われて

      取られかなりの実利になるのであっさり白8と決めそう。このワカレ

      白イが先手で黒ロとなる。他に白aとヨセる手も魅力。下辺で先に

      白地得ているので私は白不満ないと見たが互角でしょうか。

実戦は二線這い拒否の進行

    黒3は驚き。見損じではなく這わされる進行を嫌ったもの。しかし種石

    抜けては断然白良しと映ります。

気分は不満か。でも実利で打てる

     黒1ツギだとこの図になったでしょう。隅を取ればホクホクの方、

     這わされ取らされて滅入る方と分かれそうですね。