今井さんは本手で堅いイメージから戦闘辞さずに変わってきました。
本局中盤画像からお見せします
左上黒８ハネは久しぶりで新鮮。さて白はイとロどちらを切るか。
白ロ外切りから実利を選択。黒１、白２でどちら満足と見ています。
右下黒３カカリに白４、６はだけで済ませ白８カケから白10カカリと
白が動きました。もちろん白ａならゆっくりですが私の棋風です。
黒11ハサミは当然。白12～黒19も互先ならこうなりそう。ここで
下辺ヒラクと白10を捕獲される。すると前の白８、黒９交換が不急と
言われそうです。なお白10かかりでは・・・
白１ハサミは黒２ツメを打たれます。辺の黒一子小さく取ると裾空き
が不満なので白3と大きく打つが黒４と軽く進出されます。この図は
地も攻めもあまくなりそうで却下です。
白１～５と競り合いが始まりました。出来れば黒６、白７交換は
したくないが白が出切る可能性あるので良いと思います。問題に
見えた手は黒８ハネ。強い態度だが普通のノビが勝ったと思います。
白９切り（包丁が入った）のでいろいろ楽しみが生じました。
普通の黒１ノビだとタケフは打ちにくいので白２ツギです。それでも
黒３と割る感じが良い。白４は同点がきつ過ぎるので仕方なさそう。
黒５と頭出すと白６は省けない。そこで待望の黒７カドに回れます。
この手は好点で黒安定の地所だけでなく隅の白地減りから眼形も
薄くする効果あり。左辺治まられると上のカケが働きません。
黒17まで捩じり合いの様相ですが途中双方に疑問と感じる手あり。
白４と黒５と白８・10と白14。白に多いです。
