よ~いドンでツケヒキと思いきや違う形が出現。しかし打たれてみると
常識に頭堅かったことを気づかされた印象。じっくり検証してみます。
白1星に黒2高ガカリ。遊び心湧き白3と真似してみました。
黒4は順当。白5でツケヒキし・・・ややっ黒6ハネ出しです。
これは定石ではないが黒8、10とされ白に悩みあり。黒6を取る
べきだとは思うが考慮し白11ツメを選びました。黒12は右下へ
両ガカリが石の流れ。ただ黒2を大事にしたいならあるでしょう。
白13、15で左下は白良しのワカレ。右下ですが黒16はぬるい。いや
悪手と厳しく断定。黒20まで黒安定だが白21となると右下放置の白は
自然に立派過ぎる形を黒が与えたと思って欲しい。
●左下白23に黒24より良き治まり方ありまず。(下記の図で)
上辺の黒32、34は白を固める感じたが黒38、40は石が張っていて
好感持ちました。断点二つ残っていますが後に分断されました。
黒1、3は定石で常識。正し一応は白4が攻防兼ねた手になります。
右下黒一子を治まりに行くのは効率悪いので黒5両ガカリ出サバキを
求める進行になるでしょう。白イなら黒ロ。後は成り行きに任せます。
黒一子を取るなら先ず白1とマガリたくなるが隅を受けずに黒2ツメが
臨機応変手。気合は白2で間に合わせ白4ノビコミだが黒6フクラミが
すこぶる厚い手になるでしょう。これは黒Aが活き活きと輝く。
白1と三線からカカエどうなのか。黒は一転右下黒2、4ツケヒキが
面白い。白5ツギで右下は強くしたけど黒6ヒラキが絶好点。
白7と後からマガったら黒8ヒラキが賢者の一手。黒持ちですね。
残るは白1下カカエですが黒2が好位置のヒラキとなる。この手は次に
黒a辛辣手を見ています。白aと受けるわけにもいかず白悪そう。
苦心し白1ヒラキを選択。対し黒2と二子取るなら白5まで決めて
白7、9ツケヒキを予定していました。黒10ツギなら白11で攻めが
楽しみ。黒8や10で工夫すると思うが左下に黒は偏っている感です。
実戦白△ツギのとき黒Aを治まるなら黒1ツケまで進めて良い。
白2、4が相場ですから先手で左下黒5ヒラキにも回れます。
黒Aと白Bのような『一間対峙型』の場合、先手側はツケヒキが
権利手になる公算が高い。コスミで遠慮せずとも良いのです。
左下白に迫られたときの良き対応を伝えます。先ず黒1ハネを利かす。
白2は仕方ないが白×を先手で防ぎました。そこで黒3ケイマが眼形
厚き手。白aなら黒b、白Cノビに手抜きし左上白dに回りましょう。
補足図:黒1ツケに白2ハネ出しなら黒3と切って黒に悪い図はない。
以下白10まで想定です。白は捨てたような顔をするけど実際は損。
下一帯は左右同型で面白い。黒11とヒライて三子効力健在ですね。
この後も伝えたいところあるが今回はここまで。お疲れ様でした。