伊東氏序盤&勝負所一場面

  伊東さんは浦安碁会幹事として場所の予約や盤石準備本当に感謝いたします。

  最近の内容は序盤から忙しい戦いになり後半お互いに退けない死活勝負に

  なりぎりぎりのヨミ合いになること多い。今回もそうでした。先ず画像を。 

黒二段バネに白二線オキが伏線

攻め合い必至・その行方は

         攻め合いワクワクする方は取り組んでみて下さい。

         実戦経過と結論は最後の方で。

立ち上がり・両ガカリへの対応

        右下白4~11ツケオサエは現在プロ碁界では廃れています。

        AI先生が良くないとのことですが私はAI教信者ではないので

        納得するまで試行錯誤したい。伊東さんの黒12まで文句なし。

        なお白イ、黒ロから黒一子噛むのは外の黒が強くなるので不可。

        左下白13と高い両ガカリ。対し黒14とツケたのは張りある手。

外へ出ず治まりは賢明策

                                白の両ガカリ石が二つとも四線なので外へ出ず黒1と

         隅で早治まりは賢明。白2封鎖に手が抜けるので黒3

         大場に打ち不満iないとの考えです。白4は喜んで黒5。

         白aなら黒bで悔しくないです。右下▲存在が頼もしく

         白模様大きくなる心配無し。ツケオサエ定石は模様に合わない。

一歩一歩も厚い

         封鎖嫌なら黒1コスミが堅実。足遅いけど白2なら

         一歩一歩。白6と頑張れば黒7、9と顔を出します。

         黒イとロを見合いにして打てますね。黒A治まりが

         残っているのも安心材料。

実戦は戦い選択 白くすぐりには?

        黒14ツケに白15、17は気合。白石数多いので戦いを

        選択。これは黒の選択でもあります。以下黒12まで

        伊東さんの目的は戦いつつ右上黒模様に活かしたい。

        私は分断した黒石を攻めながら右側削減に役立てたい。

        ここまで五分の序盤でした。さて後半の攻め合い場面へ。

     

両者引かず攻め合いへ

        いろいろあり上側で勝負となりました。私は白勝ちと

        伊東さんは黒勝と双方自分を有利に見ています。

        黒1~白10が実戦。黒番で攻め合いはどうなりますか。 

黒番:△と▲の攻め合い急所は?

         

一線コスミが正解

        黒1コスミが正解でした。白断点をツグよりないですが

黒一手勝ち

         ダメ詰めてはっきりさせましょう。黒13まで示し

         黒一手勝ち確認を。白は×に入れないのが泣きです。

         なお右側断点の白イは黒ロ、白ハ、黒二まで何事も無し。

変化も黒勝ち

         白2でカケツギも殆ど同じく黒勝ち。黒9まで示します。 

急所許すと白不利な一手ヨセコウ

         黒1ハネも良い攻めですが白2急所へ打たれます。以下

         白14までとなり白不利な一手ヨセコウが結論。

         もう一手白aと詰めて黒取り番のコウなので黒かなり有利

         なのでコウでも実戦なら正解と言えます。

         ◆もしコスミ打たれたら私はたぶん粘り手を探し・・・

白の攻め合い回避図

         白2一線ハネを打つでしょう。相手すると攻め合い

         不利になるので黒2と数子取るそこで白3なら隅で

         活路ありそう。地合いは果たしてどうなっているのか。

         この図で地合い黒心配なら右からのハネで白不利な一手

         ヨセコウが勝りますね。実戦はミスがあり残念でした。

         ◎来月12日もよろしくお願いします。