島五段四子局

  先ず画像から。現在黒番ですが急ぎたい箇所あり。二つですが急ぐのは・・・

黒番・二ヵ所打ちたいが優先は

黒番:打ちたき所多し

         白が左辺を二目の頭ハネたところ。これは疑問手でした。

        黒番ですが良きところ多い。一番優先したいところはどこか。

左下を先手で処理し打ち込みたい

        白17に黒18打ち込みされ一瞬息を飲みました。常識だと

        ここで止めはあり得ないからです。

黒番『二目の頭は絶対』頭固いか

  白番 差は大きい。ただ実際はどのくらいか


        『二目の頭は見ずハネよ。』囲碁を始めた頃に格言大切と

        覚えた中の有名な一つ。なので左下は急場・絶対と脳に

        刻み込まれています。ただ現代感覚は本当に柔軟になって

        ダイレクト三々にも二目の頭は絶対でなくむしろ少ない傾向。

        部分損得と全体バランスの比較で自由度が増してきています。

連打し合う図:白拘り過ぎで黒良し

       島さんに打ち込まれ「何!」と白1に手が行きかけました。

       しかし黒2飛び出し連打大きい。感情的になりさらに白3と

       黒×を虐めても黒4とされるでしょう。これは△の負担が重い。

       白1はデカい。ただ白3は部分に拘り過ぎですね

一押しの図

       実戦の黒打ち込み(14)は積極的で可。白ツケのときに

       一番お勧めの図を伝えます。『下辺はいったん手抜き』

       左下を黒1、3と二段バネするのです。白6取りに定石は

       隅の白二子を取るのですがここで黒7ハネコミを敢行します。

       実戦と同じく白14まで進んだら黒15が最強頑張り。続いて

       白16は気合で地も大きい。ただ主導権は黒が握れます。   

左下損を右側で取り戻す策戦

       黒1を決め、黒3がお返し。梅鉢で強そうだった白△が

       急に弱くなりました。白4逃げに黒5と追及し攻めていく。

       如何でしょう。島さんの棋風に合っていると思うのですが。

好点多く迷う場面

       冒頭の第二画像の解答を。目移りするところ多いが・・・

第一推奨は黒1カカエ

       黒1カカエが推奨手。次に左下ハネツギを見ています。

       それは嫌だと白2、4なら黒5を急ぎたい。白イ、黒ロ

       白ハを希望しています。悔しいと白6なら黒7。じっと

       攻めを伺いつつ中央を夢見る。なお白×今は気にしない。

       他の良きで魅力あるのは上の黒A。白対応難しいです。

       ◎四子二勝目をそろそろ期待したい。25日の研究会も

       よろしくお願いします。