下地囲碁教室指導碁から野村六段との三子局一場面をお見せします。先ず画像を。
今、下辺白がフクラミした所。野村さんが厳しく攻めて
きたのでぼーつとしたら大変とシノギ読みました。黒番
序盤少し。右上黒16、18ワリツギは白19の形良く令和
互先局だとあまいとされているが置き碁だと簡明で可。
特にこの場面は黒24ツメが絶好点。白25、黒26交換は
黒を固め打ちにくいが白27好点を急ぐため。ここで
黒28シマリは強気。別の道もありました。
右の白一子動き出し牽制なら黒1トビです。そのときは
白2カカリに上辺はどうぞお囲い下さいとの気持ちが
大事。白模様vs黒模様だがもちろん負けていません。
冒頭画像の数手前の手順です。白1突入に黒2分断は
野村さんらしく最強。白3に黒4~10は粗い攻めだが
野性的です。白は気をつけないと潰されます。
白11が急所。対応誤ると黒が攻められる立場になります。
次の手は良い手でした。黒4で別法あります。ラストに。
黒1封鎖は断点あるが頑張れると見た強手。対し
白2ツケコシがシノギ筋。黒3、5は攻め断念し
黒7ピンツギで手を打つ遺志表示。一応白10と黒一子
お土産に連絡したので白成功。ただ左辺黒11に回り
優勢堅持しています。黒5では・・・
黒3ナラビで追及する手もありました。白4なら黒5。
白6で逃げられそうだが黒7が利けば黒9、11継続が
可能かも。ただしこの図は下の黒一団も危険になるかも
しれないので参考程度に。
白左に飛び出したときのすんなりした攻め方を伝えます。
黒1と先ずハネます。飛び込みはきつ過ぎるので白2。
そこで黒3コスミ。ぬるく見えるが白4に黒5がきつい。
白困っています。白イは黒ロ、白ハは黒二。もがくなら
生かしても黒良しです。
◎お疲れ様でした。三子局たくさん経験し会心局期待しています。