真似碁局・古川五段vs下川五段対局より

　　教室で下川さんが古川さんとの互先局で天元真似碁を試みました。先ず画像を。　

教室初！天元真似碁

推察した手順（違うかも）

序盤終了：白左辺トビ・黒受け場面

　　　　　　　　真似碁は既に終わり右側一帯接触戦が行われたようです。

　　　　　　　　次白番ですが天元が少し寂しく感じ白良さそう。

　　　　　　　　二手前に遡ります。

さらにトビでも白有望な局面

　　　　 　　　　たぶん×は抜き跡か。右は白実利先ず先ず中の黒は少し薄い。

　　　　　　　　白１、黒２が実戦ですが次に白△トビは如何。白イと白ロを

　　　　　　　　見合いにしています。活用したいＡが負担になると悲しい。

　　　　　　　　◆黒２が安易。下川さんの棋風ならば・・・

中が大事・天元活きる

　　　　　　　黒２を推奨します。中央重視の下川さんなら打ちそう。

　　　　　　　白３で左辺に地は期待出来ないが黒４と止めて白の攻めを

　　　　　　　伺います。白５補強に黒６がっちり。この進行だと天元

　　　　　　　黒Ａが活きる。この図は黒有望ですね。

　　　　　　　◆二時間近くかかった熱戦は白古川さんが盤面10目以上

　　　　　　　リード。ヨセ一つ、駄目数カ所しかないときに事件発生。

最後まで碁は油断出来ない

　　　　　　　駄目は×くらいしかなく終局寸前。黒１、白２のとき黒３。

　　　　　　　キリは打って見たい手ですね。ただしもちろん手は無し。

　　　　　　　古川さんとって本当に残念局。下川さんには幸運だった一局。