一回目三面打ち・某氏五子局一場面

        先ず一回目の三面打ちから五子局某氏の序盤を。

       手厚い棋風と感じました。五子の方はお二人でS氏とI氏。

       どなたか確実にわからなったので某氏とさせて頂きます。

定石後の分岐点

        白5~17まで完璧。二間高バサミ両ガカリ定石です。

        ここが分岐点。互先的に頑張るか。手厚く打つか。

互先ならハサミ優先・コウ受けで頑張る

       黒1と△をハサミたくなる。白2アテは黒3と抜かして

       黒5と止めます。×断点生じるが黒aコウ取りがあるので

       打たれても怖くないとの考え。頑張るならこの図。

圧力掛ける厚いマゲ

         某氏が選んだのは手厚い黒1ノビ。次に黒2サガリ

        利かされたら辛いので白2~黒5まで外勢はますます

        厚くなる。左辺は白6、8など打たれても遅れないと

        いう考えです。じっと黒9マゲも圧力かけて味あり。

        黒11は手抜きし右辺Cやこの部分打つなら黒Dがお勧め。

        白12カカリにも黒(A・B・C)対応なら普通でした。

        ◆実戦は黒D。厚みを活用したいとの意思の表れですね。

少々力みありの実戦

        左側をさらに手厚く打たれました。左辺白少し心配ですが

        白1両ガカリは気合。黒2~6は強気態度で良し。その後

        白19まで実戦だが少々攻めスピード遅れている感じです。

         黒8遮断では柔軟で機敏な打ち方あります。

あっさり転身策

       黒1カドは如何でしょう。イとロを見合いにして一つの筋です。

       白2連絡ならここは終了し右辺黒3ハサミへ向かう。良き所で

       魅力的に映る。如何でしょうか。

       ◎お疲れ様でした。少しですが参考になれば幸いです。