幽玄の間K氏一場面

       東武支部指導碁はとりあえず一休み。研究会や棋院指導碁掲載も

       早くせねばとかなり焦っていますが慌てて雑な内容にしたくない。

       皆様どうぞ気長にお待ち下さい。

       ◆久々の幽玄の間K氏一場面を。次は市ヶ谷指導碁初の三人の方。

       その次は先月の研究会指導碁数局、そして東武支部指導碁続きを

       掲載する予定です。よろしくお願いします。

積極的で評価高き序盤・白オシに?

        黒1ヒラキは賛成。白1と比べると良さわかります。

        左上白6カカリに黒7、白8で黒9打ち込みは最強。

        白10オシにどう打つか。ここは相当大事な場面でした。

別箇所で返答し競り合う

       【上手が打ったところは大事、相手しないと不利になる】と

       思い込んでいる下手の方は多いようです。ただ違う場合も多い。

       私は『100点を白が打った箇所には黒の100点無い場合多い

       常々指導で伝えています。この場合はそれに当てはまって・・・

       白オシに黒1ツギで応えるのが正解。難易度★★★ですね。

       白2トビで分断してきますがもうそこは相手しない。黒3と

       飛び越し白4に黒5と隅を守るのがお勧め。白を攻めなくとも

       左辺白地を荒らし左下や左上で地を得たことで満足します。

手をかけさせる高等戦術策(参考に)

        即黒1トビ越しもあります。白2切りが少々痛いけども

        その付近は元々軽く見て下辺をヒラいたので気にしない。

        今度は黒3と白を割って攻める。黒7までワクワク。

        なお下に関しては黒aが好点。左下は何も触らないが基本。

相手し萎む姿へ・辛かった

        二目の頭と思うと黒1とハネたくなるが白2、黒3、

        白4となり左辺黒へ悪影響しています。格言よりも

        左辺黒の安定優先を第一としたかった。気づき黒5

        トビだが白6こそ二目の頭。以下白12まで情け容赦

        しないがこれも強くしたいがゆえの愛の鞭。黒11では

マゲならば形整う

        黒1マゲ対応なら被害はさほどではなかった。断点多いので

        白2ツギ。そこで黒3トビ越しです。白4ハネは黒5と受け

        何事も無いですね。黒×とアテず・力まずとも良かった。

白へ迫りつつ安定計る好手

 ◎お疲れ様でした。最後になかなか良いと感じた一場面画像を。黒1ケイマです。

  白へ迫り自らの安定に役立つ、白受けにくさもあるなかなかの好手でした。

  ★3月3日10時設定の幽玄の間指導碁は現在4名。大変ですが頑張ります。