浦安碁会・宮島氏二子局

  先月勝利された宮島さんとの二子局。気を引き締めの臨みました。画像を。

ノゾキした場面・黒攻勢だが

      中央をノゾかれた所。白ツギとなりこの交換はキカシ。ここが分岐点。

      下から伸びた白一団を攻めるか、いったん止めて上辺に向かうのか。

『令和這い対応』どう活用するか

        白三々からハネツギに対し黒1這いは令和になり✖ツギよりも

        増えています。白2トビに実戦は黒3、5とダイナミック。

        ただし白6打ち込みが煩い手。ここで穏やかな進行は・・・  

下地案:味良さからの飛躍(参考に)

        少し固いかもしれないが私は黒3と補強しそう。この手は

        白イ押しの牽制(黒ロ、白ハ、黒二が可能)も兼ねています。

        続いて白4ワリウチならば黒5と思い切り広げる感じ。

        ◆宮島さんの手入れせず厚み築く打ち方との優劣は言えない。

トビ対応なら穏やかな戦い

        白打ち込みに対し実戦は気合の黒a二目の頭ハネでしたが

        黒1と応じていれば穏やかでした。以下は想定でゆっくりの

        競り合いになるでしょう。その推移で左辺黒aに回れると黒が

        不満無さそうです。実戦は少々難しめの展開に。   

白厳しい追及手段

          白4を敢行しました。黒5は自然対応だが白6ハネを用意。

          対し黒イは白ロで×断二つが見合いとなり黒まずそう。

                          黒困るかなと思ったのですが・・・

黒実戦的頑張り

        黒1~5とは凄い頑張りをされました。黒3は空き三角だが

        白△も直ぐ動きにくいので以下の競り合いは黒が圧しています。

        黒13が腰が伸びて薄く打ちにくくなった一因。(次図参照)

        なお白20は余計で白aツケ分断なら白がはっきり良かった。   

お勧めの図

         黒1コスミが厚かったと思います。白2くらい。そこで

        黒3と調子で囲う。複雑な実戦と比べ落ち着いています。

        では冒頭場面に。   

ひとまず上辺が作戦上手

         実戦白1ツギのときひとまず上辺へ黒2大場が良かった。

         白3進出に黒4。白5には黒6と競って行きます。下の

         白一団はその動きを見て対応したい。攻めなくて良かった。  

カタが攻めあぐね嫌な雰囲気に

        実戦は右下黒1カタ。モタレ攻め意図で若者の手。しかし

       △強いので無視。白3や白5から黒薄みを伺って白11、13と

        なっては主客転倒。黒が後退する展開に。白21のカカリと

        なりこの碁はもらったと安堵です。結果は白が勝ちましたが

        ここから宮島氏奮闘した後半画像をお見せし終了とします。      

上辺を黒勝負手で殴り込まれほぼ生き形に。取れると踏んでいたので白慌てました。

 ◎ネバーギブアップの根性を感じました。来月の浦安碁会は・・・

 4月9日(日)です。若々しい碁を魅せて下さい。よろしくお願いします。