幽玄の間K氏三子局・要点の一場面

        下じょ会指導碁解説遅れてすみません。暫しお待ち下さい。

        22日幽玄の間K氏指導碁一場面をお見せします。

立ち上がり・右下堅過ぎ以外は文句無し

トビ一つあればケイマ。心配無し

       黒A無くても黒1の実戦例あります。▲など他の石無くたとえ

       分断されても隅の白も弱くなるので黒打てると考えて下さい。

好きな『馬の顔』だが弱点残る

       久しぶりに大好きな馬の顔でした。ただ白1嫌味残るので

       黒Aがトビが勝ったでしょう。

ガッチリも有力で安心

        別法。地味なようだが黒1、3補強も立派です。後が

        後安心して打てるのが利点です。

    左上の必争点は(黒はオシ・白からマゲの点) 

        積極的黒1、3から黒13オシまで定石完璧。白14ノビに黒15、

       17目作りは弱気。根拠確保なら黒1で黒4が適しています。

       白26マゲがすこぶる大きい。まだ黒一団心配になりますね。

オシからケイマで局面圧倒

       黒1オシ。白2ノビに黒3ケイマがセ最高手。全局に

         役立てながら左上黒を補強します。白4、6囲いくらい

       だが左上一線裾空きもあり白地大きくない。また右上黒も

       黒3応援あるので今は気にせず大丈夫。互先なら左の白へ

       黒7と打ち込むでしょう。黒aでの中央拡大も面白そうです。

ツケ攻防の検討

       K氏は三々ツケまで踏み切れないことあるので今回で習得を。

       黒1ツケは殆どの場合白2受けとなります。白2で白×は

振り変わりは黒良し

       白2、4反撃にはこの場合黒5、7が簡明で最善。△二つ

       獲得すれば隅と辺を白地にされても十分。黒9で黒地大きい。

       なお黒5は黒6と逃げる手もあり。ツケにハネ出しは怖くない。

  ツケ二段も地に辛く有力・中が厚いのが条件

       この手段は毎回良いわけではないので参考程度に。 黒1、3の

        『ツケ二段』は根拠や地に辛く打ちたいとき採用します。黒9まで

       定石です。白10となり黒×は痛むがその上の黒●に注目。厚ければ

       ツケ二段悪くない。念のための黒11補強も良き調子ですね。

       右辺白地になりましたが黒aサルスベリが残っています。

       ◎お疲れ様でした。三本の形で中央ケイマは素晴らしい手なので

       お好きな馬の顔のように実戦で試みて下さい。

       ◆明日23日9時10分もよろしくお願いします。