下じょ会・K氏三子局

 

 下じょ会指導碁K氏三子局。連続で感謝。先月は快勝されました。先ず画像を。

立ち上がり・黒が上の白一子カカエた場面

   早くも黒良しのワカレとなっています。左右の黒の強度と比べ下の白は形悪く

  二線多いのに貧弱。左辺白も補強が必要です手順を振り返り検討します。

手厚い戻り

       黒2補強も兼ね黒4ハサミは自然。両ガカリ定石後の白13に

       黒14~18は手厚い態度。ここで白は断点二つが気になったが

白反省:トビが自然でした

       白1トビが自然でした。黒2切りなら白3と打ち込む。

       ▲黒は強くなっても黒イ・ロが弱ければ白として楽しみ。

       左下黒を攻めたいと力み下辺を強くしてしまったのです。

      

黒順調対応・石の方向も良し

       白1、3が実戦。サバキ手法ですが黒4、6が良き対応です。

       白7とツグ為でしたが黒8を幸便にキカシ黒10と良き流れ。

       以下左辺白は補強出来たが中央制覇し好調。白×が気になるが

       ▲三子は下辺キカシたので捨てて良いのです。

       ただ黒10でさらに厳しく良い打ち方あり。紹介します。   

左辺迫りからの絡み攻めが最強

      実戦黒a、白bを交換せず黒1迫りが最強でした。白2~8が

      型ですが黒9と厚く補強し攻めを伺います。続いて白aなど

       一子取っても黒bで絡み攻め狙えそう。下辺黒強く安心。

力まず抜きが正解・攻勢継続

        中の中の白オシに黒1抜きが良き応手でした。左に弱点あるので

        白2とまもれば黒3と中央から迫り白4逃げに黒5カタが

        モタレ攻めのリズム。実戦はハネたために・・・

実戦:ここで要点はどこでしょう?

        黒1、3は厚き黒を強くし白6進出許し初の失着。

           ただ黒7とノビて攻勢優勢は不動です。左上白8カカリ

        ~白14まで穏やかで順当な進行。ここで大事な箇所は?

正解はマゲツケでの勢力拡大

       黒1マゲツケが要点でした。白2、4対応なら黒7まで

       押し付けていきます。白強くなるイメージあるが左下には

       白aで黒▲取る手あるので攻めに拘らずダメ線回路を

       打ってもらい満足するのです。

マゲ逃し軽いキカシが火種の元に

            黒1が実戦。悪くないがちと堅く補強なら二間、上辺星が

              働いていました。白2は妖手。見た目腰伸び隙あります。

         そこを突く黒3は鋭いが今は黒Aマゲが勝る。白4抵抗に

         黒5の気持ちわかるけど捨て石の黒Aが賢明でした。

混沌局面へ

        実戦。白7まで示します。この後最強に頑張ったので

        左下黒一団封鎖され難しくなりました。

        ◎お疲れ様でした。来月もよろしくお願いします。