一面でもきついM氏との三面打ち。前に私は負けましたが他のプロにも
かなりの勝ち星上げている相当な実力者。本局思うことあって解説は
対局中の私の想いと今の感想見解を。AI判断紹介は別の機会にします。
実は序盤から断然白が良いと思っていたが錯覚だったかも。検証します。
受けのイメージあるM氏が早々仕掛けました。黒13です。
この手では黒イやロのヒラキなら至って普通です。黒11を
打たずに黒13ならわかるが・・・咎めようと
咎める良い手と信じ白14。のろいようだが黒の連絡を
断ち、サバキ封じの意図。黒15は上辺何かと予想したが
一本で黒17ヒラキ。白14カカリに黒aを予想していたら
黒15と静かな受け。白16となり黒13、白14が良い理屈
私には見えない。たぶん黒一子を捨て石気味にし左辺や
他方面先行作戦かと。三面なので考える余裕ないですが。
黒19は黒bが相場と思いました。白14存在があるので。
許せんと白20 ドカン。黒19をサバけば左上黒三間への
打ちこみを決行し根拠無しにしょうかと。するとM氏は
黒1、3は驚き。「えっ。頭下げるの。第一印象。確かに
先手で三間への打ちこみは防いでいるが辛い手。続いて
黒5三々~黒11まで。稼いでいるが地と言うより眼なので
序盤早々良いわけないと判断。白12は下地的にはこの一手。
白16まで必然ですが後の相当な寄りつき含みます。
ここまで断然白良しと。「本当にM氏?」と訝しがった瞬間。
黒1ツケはサバキ手。簡単に治まらせないと白1に
ハネたが2のサガリだったか。黒3キリは好手だが
白4、6を用意。×大事なら黒2、4を捨てるより
ないが上辺白すこぶる強くなる。×を逃げても悪い。
黒6、8が好判断でした。×は立ち枯れですが先手で
上辺生きてさっと黒14大場へ先着。
この折衝は黒が良き仕事されたと思います。対局中は
白イが黒ロと効く即断したが白イには黒a這いがあり
中の黒×が応援し利かない。これは白の誤算でした。
ここは気持ち良い場面。白1が先手で白3、5も先手。
黒放置すると白6サガリあり、左右どちらか死にます。
実戦は黒12まで。辛抱強いなと感心しましたが上下の
白厚みがタイアップしています。勝利ちらつきました。
形勢判断します。左下・左辺・上辺の黒地合計16目。
右上10目、右下15目、下辺仮に4目と見て全45目
白確定地は左上10目、左下は切り利得半々で約10目か。
全20目。上側白厚みは果たして何目と見るのか・・・
仮に20目程度ならば断然白良しでなく好勝負ですね。
次に白aが実戦ですが今の考えでは模様拡大したい。
白1カタでしたか。黒2には定番の白3トビ。
白模様拡大で勝負。黒4ヒラキ大きいけど白5と
ボウシすれば深い白模様。黒4は別の手選ぶかも。
◆対局中の断然白良しは間違いだと今は思います。
三面打ちで余裕なかったが楽観し過ぎだったと反省。
◎次はAI使用し振り返ってみます。楽しみと怖さあり。