M氏定先局(AI不使用)

      一面でもきついM氏との三面打ち。前に私は負けましたが他のプロにも

      かなりの勝ち星上げている相当な実力者。本局思うことあって解説は

      対局中の私の想いと今の感想見解を。AI判断紹介は別の機会にします。

         実は序盤から断然白が良いと思っていたが錯覚だったかも。検証します。

部分譜(黒1黒107手まで)

立ち上がり~工夫手黒13

        受けのイメージあるM氏が早々仕掛けました。黒13です。

        この手では黒イやロのヒラキなら至って普通です。黒11を

        打たずに黒13ならわかるが・・・咎めようと

薄い打ち方と判断

        咎める良い手と信じ白14。のろいようだが黒の連絡を

        断ち、サバキ封じの意図。黒15は上辺何かと予想したが

          一本で黒17ヒラキ。白14カカリに黒aを予想していたら

        黒15と静かな受け。白16となり黒13、白14が良い理屈

        私には見えない。たぶん黒一子を捨て石気味にし左辺や

        他方面先行作戦かと。三面なので考える余裕ないですが。

        黒19は黒bが相場と思いました。白14存在があるので。

        許せんと白20 ドカン。黒19をサバけば左上黒三間への

        打ちこみを決行し根拠無しにしょうかと。するとM氏は       

圧迫し断然白良しと

        黒1、3は驚き。「えっ。頭下げるの。第一印象。確かに

        先手で三間への打ちこみは防いでいるが辛い手。続いて

        黒5三々~黒11まで。稼いでいるが地と言うより眼なので

        序盤早々良いわけないと判断。白12は下地的にはこの一手。

        白16まで必然ですが後の相当な寄りつき含みます。

        ここまで断然白良しと。「本当にM氏?」と訝しがった瞬間。        

白良しと判断したが今は互角かと

         黒1ツケはサバキ手。簡単に治まらせないと白1に

         ハネたが2のサガリだったか。黒3キリは好手だが

         白4、6を用意。×大事なら黒2、4を捨てるより

         ないが上辺白すこぶる強くなる。×を逃げても悪い。

         黒6、8が好判断でした。×は立ち枯れですが先手で

         上辺生きてさっと黒14大場へ先着。

         この折衝は黒が良き仕事されたと思います。対局中は

         白イが黒ロと効く即断したが白イに黒a這いがあり

         中の黒×が応援し利かない。これは白の誤算でした。

堪らない利得~我満の

        ここは気持ち良い場面。白1が先手で白3、5も先手。

        黒放置すると白6サガリあり、左右どちらか死にます。

        実戦は黒12まで。辛抱強いなと感心しましたが上下の

        白厚みがタイアップしています。勝利ちらつきました。

        形勢判断します。左下・左辺・上辺の黒地合計16目。

        右上10目、右下15目、下辺仮に4目と見て45目

        白確定地は左上10目、左下は切り利得半々で約10目か。

        全20目。上側白厚みは果たして何目と見るのか・・・

        仮に20目程度ならば断然白良しでなく好勝負ですね。

        次に白aが実戦ですが今の考えでは模様拡大したい。

模様拡大勝負だったか

           白1カタでしたか。黒2には定番の白3トビ。

        白模様拡大で勝負。黒4ヒラキ大きいけど白5と

        ボウシすれば深い白模様。黒4は別の手選ぶかも。

        ◆対局中の断然白良しは間違いだと今は思います。

        三面打ちで余裕なかったが楽観し過ぎだったと反省。

        ◎次はAI使用し振り返ってみます。楽しみと怖さあり。