栗林五段四子局

       久々の栗林さん。ツケ二段定石の後の考え方がポイントでした。

オシは要点の一つ

        右上ツケ二段から開始。黒10は足早だが一つお勧めあり。

        白23オシに上辺白地化が気になったのが実戦でしたが・・・

お勧めは一本オシ決め

        白強くするけど右辺ヒラくなら黒1、白2先手を決めて

        良いでしょう。黒3は黒Aシマリなら互先的です。

上辺は与えると打ちやすい

        白オシに対し手抜きもあるがこの局面では黒1、3と

        ハネノビたい。右側黒模様が膨らみます。白6ツメには

        黒7、9と対応します。上辺白地与えるほうが打ちやすい。

上辺より左辺ツメが魅力

        無視し黒1ツメも好点。上辺より攻めの魅力あり。

を封鎖したい場面

        白2打ち込みからこのように進行。黒3は上ツケが

        勝ったが黒良くなるには次の手がポイントでした。

        を封鎖したいという気持ちあれば見えてきます。      

ケイマが封鎖手

        黒1ケイマが軽やかでした。白4と治まるくらい。そこで

        左辺白へのツメに回ります。ケイマを分断して来れば・・・

やんわり封鎖・手厚い後手

        白1、3には黒4が形の受け。白5、7でこじ開けようと

        すれば黒5やんわり封鎖(最強は黒9マゲ)が良さそう。

        白9、11で生きるなら後手でも満足し黒12と補強します。

        ◆これだけ厚くなれば後半が打ちやすいですね

打ち込み避けたかった

        黒4、6。前に上のハネノビ大きいと伝えたがこの場面では

        事情が違っています。右上が黒模様ではないので小さい。

        白7打ち込み!左右黒が攻められる展開は避けたかった。

トビにはガリ対応

        検討で直ぐ守り伝えたがAIは一つオシて黒3守りでした。

        地としても期待出来ます。右上白4トビなら黒5サガリ

        対応しましょう。次に三線ツメ楽しみです。

        ◎前日はとある教室で対局されていたとのこと。これからも

        実戦多くこなし指導碁も会心境目指して頑張って下さい。