研究会下川五段三子局(コミ10目もらい)

      お待たせしました。解説局たくさんあるが焦らずじっくり作成します。

      前回三子局はとても良い内容でしたが本局も力強さ感じた場面多かった。

 立ち上がり(黒14良い手・黒A・Bも)

        AI活用し勉強している下川さん黒2三々!白小目なら

        ダイレクトツケの予定だったそうです。昭和~令和まで

        互角とされる白5、7二段バネし白13まで実利得る定石を

        採用しました。黒14で私の第一感は黒Aオシ。AIの

        候補には黒Bや下川さんの黒14も。佳き立ち上がり。

白強き方面での穏便策良し

        白は攻める顔をし上辺開拓作戦。対しこの方面は戦わぬと

        黒8、10ツケノビ。三子コミもらいとして良き態度です。

        黒16守りはコスミツケもあるが頑張りはこの手。AIは

        隅守らず打ち込み示したが互先力必要。お勧めはしません。

指摘は二手(黒10‣黒14

        白19まで実戦。見た目は白が主導権握っています。

        本当は弱点あるのですが(次図)黒へ指摘は二つあり。

        黒10では中の黒15オシを優先し右下方面の戦いを有利に

        したいです右辺白を上辺に連絡されても打ちやすいので。

        またモタレで押し付けたならば黒14は黒Aとオスのが流れ。

弱点ありヨミ力必要

        怪しいなと思いながらあまり考えなかったが右辺。

        黒1マガリ打たれると困っていました。オサエたいが

        黒3と切る豪手が成立します。白4~10で捕獲は無理に

        見えるけど黒11が冷静な好手。白は二個諦めるよりない。

        もし白が頑張ると・・・・

攻め合い黒の一手勝ち

        ヨミの大切さと必要さを伝えたいので詳細示します。

        無理白1には黒2。以下攻め合いになるが黒8まで

        ×のダメ四つ明けて黒12まで詰めれば一手勝ちです。

隅頑張り可能(連絡あり

        右下星への白カタにはしっかり受けたい。単ケイマも

        あるが実戦黒1、白2の後には黒3ケイマが優。

        封鎖白4怖いが黒5に気づくと大丈夫。オサエは分断

        されるので白6だが黒7~11がお洒落連絡。低い連絡

        だが辛くない。理由は中の白一団薄い姿だから。

明るき譲歩~黒8は黒Aが急務

         ここまでの進行白がポイント得ています。白1に

         黒五子助ける手あるが互先力必要。黒2と断念し

         白3と差し上げ右上黒4補強急いだのは賢明と言える。

         白5本手に急場あり。黒6でも打ちたいが白7に対し

         黒8は積極性買うが黒A優先したい。地合い的にも。         

守りのトビはコウの危険あり

        白にケイマ打たれたとき実戦は黒1守りでした。AI

        第一候補。ただ危険残る。白2黒5に白6勝負手が

        あるのです。黒7、白8で大きなコウとなり事件。

        コウに負けると隅黒は全滅。ただし白もコウに負けると

        20目強の損。勝負コウではあるのですが安全選ぶなら・・・

安全は隅オサエ

        隅オサエです。白2、4を先手で打たれますが受けて平気。

ガリギャー(実戦ではない)

        蛇足かもしれないがアマ時代に一度は経験するギャーを

        紹介します。黒1サガリは無理。白4までウッテ返し。

        ◎コミ10目が白の負担・脅威になる熱戦三子局を期待し             

        楽しみにしています。では25日(土)研究会で。