下じょ会 柴田氏三子局

    下じょ会は初の柴田さん。久しぶりですね。有難うございます。

    形や筋に明るい碁と記憶。本局は序盤立ち上がりで躓かれたけど

    態勢立て直し早かった。以前より逞しくなっている印象。先ず画像を。

渾身のカタ場面

       ここまで白の策戦が成功しいけそうだなと感じてました。

       次に上辺黒を治まるだろうからそ中の黒へ迫り左辺を良き白地にと。

       すると柴田さん五線へカタ!先んじ白を攻めるという決断。ただ右側

       黒にも薄みあるので楽ではない。でもこの気迫が功を奏して・・・

堂々の布陣・黒番

        序盤。手順記憶怪しいので白消し場面からお見せします。

        左上黒a動かず大場先行は有力作戦。黒イや黒a手段が

           残っていますが白は手をかける暇はない。さて△に・・・  

冷静な受け白配置輝く

        黒1受けは冷静です。ならば白2、4とハネノビる予定。

        一応上一帯の白〇配置は最高。もちろん黒打てますが。

反発のケイマ&オシ最高手

        黒1ケイマ。プロが一番に考える反発手。柴田さん腕が

        上がっているなと感じました。白2踏み込みは気合です。

        すると黒3オシ!素晴らしき継続好手。白へ圧力かけて

        右上黒A・Bへの応援。黒模様拡大と白模様縮小にも役立つ

        『一石四鳥』対し白×ノビは黒イ、白ロ、黒ハ

        名調子となります。そこで白4、6でサバキ求めたが・・・

ガリはぬるい

        実戦の中オシで黒1サガリは少しあまい。白2と進出され

        右上黒3守りなら堅いけど白4天王山を打たれてしまう。

        ◆実戦と見比べてみて下さい。

オサエなら断然黒良しでした

         切り違いから白×と形作った時に実戦は右上急いだが

         黒1強気で良かった。白2と打つ余裕は無い。黒3で

         白×弱さ露呈します。完璧逃し惜しかったですね。

   ガリなら順調(実戦は一線アテ。軽率でした)

        白鼻ヅケ黒出、白オサエと進む。ここで黒に痛恨の一手。

        一線アテたのです。先手とのポカで黒不利に。正しくは先に

        黒1マガリでした。以下予想の進行で順調だったです。

実戦:冷静に手厚く外を打つ

       感心したのは右下黒7~11。失敗を引きずらず隅を白に与え

       冷静。下の黒模様健在でミスを最小限で止めています。

       右辺白を攻めた代償も黒3で得ていてやるなと感じました。

       そして満を持しての黒13打ち込み。元気一杯で後半へ。

終盤・黒少し良しだが白右下へ・・・

      いろいろありましたが終盤で微細。白番ですが黒が少し厚いと思います。

     ヨセも兼ねて右下黒へ白は狙いの一手放ちました。

死活:黒番シノギあり(黒2~12まで)

        白1ツケ。ヨンでいないと何?とあまく見えるはず。
        しかし受け誤ると危険。最善応手は黒a。その後の

        図は省きますが白1を逃げれば自然に左側黒と連絡 

        出来ます。実戦は黒×ツケ。一見良さそうだが白aで

        もう生きる術はない。碁の怖さですが残念でした。

        ◎お疲れ様でした。また次の機会お待ちしています。