この碁は不思議。私が自信持って良くないと伝えた手が
AI第一候補でした。次に島さんならばの手だと・・・開始。
文句なしの立ち上がり。焼き餅ですが白21カタで削減。
黒イ・黒ロどちらもあります。黒イから検証しましょう。
普通は一本這いで上ケイマですが黒1、3が有力でした、
白4ノビに黒5マゲが左右を睨む好手。白6とヒラけば
黒7大上段で攻めます。白は右辺で眼形得にくい姿ですね。
実戦は黒1オシ。もちろん良い手。普通は白2ノビ
なので黒3ケイマで根拠与えず浮かせます。白4なら
黒5といったん矛先変えて迫る要領。ただし白2で・・・
実戦は白1オサエ込み。落ち着きの黒2ノビは可だが
『二目の頭』黒aハネもありました。黒8カタは島流。
白11に黒b封鎖なら石の流れ一貫していたでしょう。
左下黒1~5は局面に合っています。黒7ノビは黒Aが
若干勝るが可。左上白8に黒9ノゾキ。キカシ目的だが
検討では黒Bオサエが良いと伝えました。(AI二番手)
島さんの手が一番良しとのこと。白がハネたときに・・・
なお数手前の右上▲は失点。必ず白×受けとは限らないので。
私は反発の二目の頭ハネ!対しズバリ黒1切りが正解でした。
切られたらどう打つか私なら白2と助けるはず。ここで
AI示す図を。重くする黒3、白4交換し黒5が厳しく巧み。
白6に黒7ソイも手厚い。次に切り厳し過ぎるので白8だが
黒9と攻めて来る。白10に黒11と追撃。気が付くと右側の
白▲一団淋しそう。『ツガずば切る』がこの場合良かった。
もし白2ツギなら?左辺守りかと思いきや黒2と転じるそうです。
左上隅の守りに対し少し得で満足との考え。以下示した一例。
下の黒10ツメに回ると中も厚ぼったい。全体俯瞰に感服です。
◎お疲れ様でした。魅力の戦闘力棋風は維持しつつ地合いでも
OKと、作戦の幅を加えて下さりますように。都合良ければ28日に。