研究会・小林三段六子局

  今回も前日教室と連続参加。熱意感じ嬉しい。強くなって欲しいので

  良い所は褒め、直して欲しい所は強く指摘します。先ず画像を。

立ち上がり

 左辺鉄柱から上に飛んだところこの一手です。ここまで気になる箇所は右下隅。

 黒石が白一個を取りこんでいるが凝り形気味ですね。そうならないための解説開始。

ノゾキへの対処法

   キカシ石は手をかけずか、大きく頂くが基本

        ノゾキされた時「軽い挨拶。ただのキカシ」直ぐツギで

        受けて問題ない場合多い。どう受けるか深く考え過ぎると

        かえって損しそう。プロ同士だと▲に黒1と逆にキカシ

        白2ツギを待ってツグ例あり。気分的にも嬉しいがハネが

        相手の眼を奪う意味で役立つ事も。図のように白4、6と 

        心配するならシメシメ。黒7と右下を大きく黒地にします。

        ▲黒×など手をかけずに効率良く取りたい。  

相手が近く打てば応じても可

        自分から△周囲は打たないが相手に打たれ気になるなら

        応じて下さい。白1、黒2のように。もちろん白イは

        暴挙なので黒ロと持ち込みにしましょう。     

実戦進行:少し白ペース

       右下は白6までポイントは白。こうなると黒1要らないですね。

       さて戦況は左側。黒11が強気態度で黒13トビも良い手。ただ

       白18とボウシされ少しですが何となく白ペースになっています。

       黒15では・・・

じっと『ノビ』が攻め守り

       黒aよりも黒1ノビが良い。白2とケイマに打ったらここは

       相手しません。左上黒3、5ツケノビに回ります。白6には

          黒7トビ。左下白10ツケコシには黒11、13と安心して

       応じることが出来ます。黒1が×断点を配慮していますね。

       最後に窮地に陥った時の生き方地に入られた取り方を。

封鎖され這われ大ピンチ場面

         実戦場面。小林さんの長所は積極的な攻め。弱点は

         危険察知の遅さで防御力。白▲と這われる前黒▲と

         オサエかったがまだ大丈夫。生きる手段は?

  頼りになる『コスミ×凹み』

        相当苦しくなったときに二線をコスミ・凹みで生きる

        のが最善の場合結構あり。連絡を見た黒1コスミは先手。

           白2遮断に黒3凹み(黒1からはコスミの位置)です。

        白4、6に黒7と眼を分けるのも大事な手で生きです。

侵略手をコウにせず取る定石

        教室でこれからも教えますがヨミでなくリズムで習得を。

        白1~5を倒せないと自分の地所と胸張って言えません。

        肝要点・黒×とアテないこと。コウを誘っているので。

        黒6と攻めて白7に黒8オキで眼を奪う。白サシコミで攻め合いに   

        なるが黒が負けることは稀。続きは・・・

攻め合いは黒の一手勝ち

        白5サシコミに取りに行く気持ち貫き黒6とツグ。

        白7に動揺せず黒8アテ、黒10ツギ(逆も可)まで。

        際どいが黒の一手勝ちです。

死活避けるならガリ

      隅と辺もを頑張る黒▲コスミは良い手。ただ白1三々には

      前図のような死活力が必要。煩わしさを避けたいならば・・・

      黒Aサガリです。私の実戦でもこちらが良かったことあり。

      一長一短。必ずどれが良いとは言えない。なので参考程度に。

       ◎お疲れ様でした。22日教室もよろしくお願いします。