平野氏三子局

立ち上がり

        平野さんは土曜日の研究会にまだ参加されていないが

        浦安碁会・下じょ会・大会参加と熱心さはピカ一でした。

        栄養のため辛甘解説したいと思います。右下黒16ケイマは

        少しぬるく黒a押しつけが勝る。白受ければ形決まります。

        白17打ち込みに対し実戦は隅へ根拠。ツメもありました。     

ツメた場合の想定例

        気合的には黒1です。白2とトブ予定でした。対し隅より

        中を黒3と打つのがお勧め。白4なら黒5立ちで厚い。

        ゆっくりじっくり進める考えは実戦も同じですが・・・

コスミツケはきつい手

        黒1スベリに対し白2カケは白連絡し封鎖を目指す手。

        黒5オシは絶対。ただしきつい手白6が飛びます。

        対応は黒aかbかまた第三の手あるのか。正しくは・・・

堂々受けるべき・戦いは黒打てる

        分断されるが黒1の一手。白6まで必然です。

        次は黒aと思ったがAI黒9トビを示しました。軽い。

        以下双方順当ですが中央は黒が圧しています。左上の黒

        安泰で手がかからないのが黒1を選ぶ理由です。参考に。

あまさあり白にこなされた場面

        左辺白▲は理想形。右辺▲荒らし先ず先ず。白A囲いに

        回ってここまで白がポイント得ています。左上黒イは

        地として優だがまだ全体黒の眼形は完全ではない。

        黒ロも優の守り。黒ハ立ちは後のハネツギ含み一級手。

        序盤の働せる構想もありました(下地案最後に

勇猛のハネコミ

        考慮された黒1軽い一本キカシと判断。囲った手前白2だが

        間髪入れず黒3ハネコミ!むむっとなった瞬間。

        大人しく受けは安全だが悲しい。AIも切るべきと指摘です。

勝負挑んだ実戦

       初手からの棋譜として手順示しました。平野さんとの

       初指導碁イメージは『ぬるめの燗』でしたが(プロと初)

       黒50挑戦手に嬉しくも本当にヨメているの?と訝しさの

       両面の想い。全力で迎え撃つと決め、取りに行っています。

       黒64が惜しい。黒68が敗着かもしれません。

二線オサエ最善でした

        二線オサエ最善でした。気にしていたがやはり好手。

        次に白が三子を分断すれば黒イ飛び出しで中の黒数子を

        脱出出来ます。白イと止めれば黒ロで三子にシノギあり。  

        全部白地ににならなければ黒の挑戦手成功でした。

        実戦は天下利かずの大コウとなり黒は右下を連打したが

        損害多く残念な結果に。

穏当案

       検討で伝えた案は黒1トビツケ。白2、4と与えますが

       黒5ヒキで穏やかに進めます。実戦の挑戦手と真逆ですが

       右下黒ケイマから中は厚ぼったい。下地的にはこのほうが

       打ちにくい感じありました。参考程度に。

       28日(土)の研究会初参加可能性ありとのこと。実現期待。

       有楽町囲碁センターも初とのこと。常連との対局楽しみです。