下川五段四子局

   池袋教室指導碁から下川さんとの四子局。今年は前半に四子会心局が

   続き三子へと昇格なるよう期待しています。先ず画像を。

中を白が黒が一子抜いたところ。黒番次の一手

黒番:どこが大きいか。分岐点

        下の白へまだ寄りつき見るか、ドライに囲い合いするかです。    

お勧めは囲い合い

        黒1大ゲイマで中央を囲うのがお勧めです。白△をぽっくり。

        その代わり黒▲一子は取られます。白2、4が最善の捕獲で

        白6と抜かれると黒7は安全上省けないですね。

        右上隅が黒地ならば優勢堅持。これからが勝負です。   

実戦:貫く心、なかなかです

           黒1とオサエたい気持ちわかるただ白4と消されます。

        黒5は雰囲気出てるマゲだが白6と対応される。黒7も

        寄りつく心の継続ですが白8、10で下の白は生き。白にも

        いろいろ・対策・逃げ道があるのです。

        まだ中の白一子捕獲出来るのでこれからの頑張りが大事ですね。

        では序盤から。有益なポイント一場面を伝えます。

序盤:少々地のあまさと足の遅さ

        左辺白35までの進行は少しだけ白がこなしています。

        先ず右下ですが黒12~白17の打ち方は白地確定地が

        大きいので互先では黒が良い場合少ない。下辺黒6石が

        左にあれば打つ気する。黒32、34は受けてくれず後手。

        足遅いのが悪いわけではないけど左辺へ先着したい。

   主流は『オサエ・カミ裾空きはあまり気にせず

       殆どの場合は黒1、3が無難で手厚い。白×裾空き少し気に

       なるが白が打てば手抜き。黒からは黒aがbオキを見て先手

       なので裾空きとも言えない意味もあります。

お勧めは詰め返し

       白△右を受けると黒地になるが意外に小さい。なので黒1と

       ハサミ返したい。白2サバキ手にはどうぞ繋がり下さい。と

       黒3、5が好判断。白6、8で×助けられあまく見えますが

       黒9ブツカリに惚れて欲しい。良き寄りつきが残っています。

封鎖効果の利得

        後の楽しみにしますが先ず黒1コスミで脅かします。白2と

        受けたら黒3、5のピンピン。白6を待って。今度は黒7、

        9のハネツギ。白10は仕方ないが辛い感じですね。

        ※黒7で中手目指す黒10あるかも。白にとって脅威。

実戦:手順が大事(コスミツケ様子見)

       黒10コスミツケ筋ご存知なのでこの進行は惜しいと言いたい。

       左右白に打たれないためには手順が大事です。黒6で・・・

先にキカシて動き出しが正解

       先に黒1コスミツケが良かった。今だと白6には受けにくいので

       白2か。そこで黒3ハネ出しが関連手段。白4、6が相場だが

       多少厚くなったので下辺黒7と動き出します。以下は想定。

       黒13と飛んで下の白と競り合い続くが白×獲得が光っています。

役立つキカシ石

        ▲は無言ですが活用の可能性秘めています。一例として

        白1ノゾキをキカシに来たら黒2とツケてみる。白3と

        応じたらもう切れなくなっているので黒4と先行します。

        ◎お疲れ様でした。また来週宜しくお願いします。