12日教室三面打ち指導碁から先ず森永三段六子局をお見せします。
ここまで強くなっていると実感。あえてアドバイスするならば
右上黒12受けで工夫したい。黒14は手抜きしたいとなります。
白カカリに一間に受けるなら先に右辺裾空きを解消したい。
黒1コスミツケが最適。白2ノビは仕方ない。そこで黒3が
働いています。白aを先手で封じ石が張っていますね。
右辺白スベリに実戦は堅く受けたけど少々ぬるい。ここは
手抜き下辺囲うのが良い。白2連打には黒3と挨拶します。
しつこく白4と来れば黒5とさらに下辺を拡大しましょう。
根拠奪われても黒3が厚い形で不安はありません。
最後に一番感心した場面をお見せします。左下白カカリに
きびきびした対応をされました。先ず黒1、3は型の一つ。
白4、6はモタレサバキ。間接的に左辺▲を狙っています。
堅めの黒イ・ロ・ハ・二をどう活用するか。森永さんは・・・
黒1切り。何も考えず白2とツイだが黒3ノビが強手。
もう白苦しくなっています。紛らわしさ求め白4~10と
打ったけど黒11まで正確な対応。白14までの一眼作りは
効率悪く辛い。黒15までお見事。なお白イは黒ロでゲタ。
ではと、試験の白16切り。黒aとツグのは合格か否か。
ここは捨てるのが適切。黒1、3が筋で形。隅の断点への
配慮です。この図なら白イ切りに黒ロ、白ハ、黒二で安心。
薄くなったので白4遁走だが黒5と立ちふさがり好調。
◎指導碁の感触では上達を実感しています。上手にもそのうち
成果はきっと表れるでしょう。次は26日。よろしくお願いします。