とある三子局一場面

         いよいよ大会二週間前となりました。今回はとある三子局

         一場面を。黒は才気ある方。少しですがアドバイスします。

ブツカリに手抜きしカタ

        三子局で初対戦。白5カカリに受けず黒6高きツメは

        積極的。白7から9ブツカリは丁寧な応接の一つ。対し

        黒イやロ対応なら至って普通ですが手抜きし黒10カタ!

        上手に何を考えているかヨマせない効果あるが白の動き

        見て方針を決めようという策戦か。ただ過激な黒10は

        隅の石が弱くなることあるので使用・用法には注意。

柔で叩かせた場合は・・・

        白11オシに黒はオサエるのが本道。ただし上手との力比べに

        なります。一本で隅黒12と受ける手を採用されました。

        黒12は柔の手。なので白叩きに黒aノビよりも・・・

捨てるほうが打ち易い

           一転右下をサガリたい。白2は必然。そこで黒3と外へ

         進出します。白4は譲るけど黒5で澄まし顔する。

         中盤白に攻められる可能性はありますがこれが柔の道。

豪なら先にサガリ決めたい

        黒1、白2決め、豪選ぶなら黒3と一子引っ張るのも

        可能です。黒Aトビより部分的に頑張っています。

スベリ強烈痺れる

        黒1に手抜きし白2は不可。黒3許すと白×ガタガタ。

プロ実戦あり(ケイマ受け)参考に

        30年くらい前ですが対局しているとき隣の若手プロが

        黒1、白2の後、黒3と打っているのを目撃しました。

        驚いたので数日後に伺うと彼が編み出した手法とのこと。

        白が×断点気にすれば打てるとの意見でした。

        曖昧な記憶なので参考程度に。以上です。