序盤本当にうまく打たれました。先ず画像を。
特に右下黒ケイマ（同点白との比較）と左上の黒コスミ（白二子へ厚く迫る）が光る。
右下一帯を見て下さい。下の黒地より隅の白地の方が大きくなっています。他は
立派に打たれているので地合い20目はリード。中の折衝が勝負となりそう。
左下白３～７はあまり実質なく良い打ち方ではないが
他で戦いになれば活用を。という打ち方。それを警戒か
黒８とガッチリ。白９を占めたとき黒10は流石（次図）
絵画を趣味の下川さんは全体的好点が見えています。
右下黒１など地を稼ぐと白２カタが飛ぶ。黒３、５なら
無難だが白６に回られ急に大模様出現となる。消しが
うまければ良いが白やる気出ます。（前の黒10の良さ）
左上白（４の三）連絡に黒１オサエだとベストでした。
白２と地が与えるが前の黒Ａ・Ｂケイマはこの図を目指し
手厚さで勝負が考え方。先手で黒３も面白そう。次に黒イ
白ロ、黒ハ分断が厳しい。上辺を豊かな黒地目指します。
少し進んだ場面。白１に黒２はほぼ同じ価値。白３と
左側の黒へ圧をかけたとき黒４と反対側で受けたのが
強き対応。二間薄み補う白５のとき黒６が面白かった。
白７～11で部分的に白不満ないけど黒12で味良い黒地と
なって白の仕掛け不発。そこで右上へ白13突入ですが・・・
黒14反発が好手。ようやく戦いにはなりそうと感じた瞬間。
白15にお勧めの黒の受けは・・・
黒１ブツカリが良かった。白２には黒３サガリと受けます。
白４には黒５、白６には黒７と受け×連結のタケフ形。
◆戦う時はブツカリからタケフと考えて下さい。
実戦も悪くない。黒１切リは白にとって痛打。白２～４と
応じた時に黒５と一線サガリが良かった。黒７まで凄い
実利です。これは眼に焼き付けて。
冒頭画面２で損した原因は右下折衝。実戦は黒×ブツカリ。
黒１ヒキと厚く打ち隅を生かすのが良かった。白６手入れに
黒Ａカドでの寄りつきや中の黒Ｂ（白一団への攻め）も
良さそう。会心局の可能性高かったですね。
◎お疲れ様でした。良き感性に戦闘力UPすれば三子は近い。
来月９月８日の教室ももよろしくお願いします。
