では院生対局続きを。実戦は上辺消しを急いだのですがその理由を
探ります。普通は黒三子から黒1フクラミ。しかし白2、4と受けて
黒5にも緩まず白6と打つ。右上白Aが三々なので下手すると・・・
そのまま白地になるかも。放置白△は白イやロがあり意外にしぶとい。
素直な黒1トビはあったと思います。白2とされ大事な勢力圏に追い
込む感じあるが上辺に展開出来る。最近流行りの黒3、5も面白そう。
★ではそろそろ実戦に戻りましょう。
外へ出れば普通ですが実戦は黒1。白2に対し黒3、5は早治まり策。
適切かは不明だがあるでしょう。しかし黒11は油断。白12の追及です。
私も中盤で早生きを目指すことあります。その時は完璧生きなら特上、
眼形不安残ると今一つと考えます。白の中ケイマには黒1~5の丁寧が
大事な対応でした。厚くしたので白6に黒数子動けないけど黒7で右の
白地減らして黒9三連星。これからが勝負ですね。
総譜ではなく覚えているところまでの棋譜です。前図から黒が相当
重苦しくなり白良くなったのですが例によって調子に乗り(白92が
黒93で咎められ黒95まで左下を損ししかも白96の後手)
左の白数子どうなるかが勝負に。結果勝利したが反省。以上です。