K氏久しぶりです。今回は六子局。新鮮な気持ちで臨みたい。先ず画像を。
◆実戦は冷静なヒキでした。簡明なので良いと思います。
黒11からグングン押し付け右との連絡を計ったのは
力強く賛成。黒17が惜しい。白20とされ▲との間が薄い。
▲四本になったとき黒1ケイマと早き連絡が可能でした。
白2トビに黒3で厚く連絡出来る。なお白イ、黒ロから
白×と切るのは黒a、白b、黒cゲタまで。
本当は大変ですが右辺白1切り。黒の対応次第でコウを
仕掛けるぞとの脅しです。×二つ打たれると両アタリなので
コウを取ったのが実戦。そして勢いから・・・
白3切りはコウ立てでしたがノータイムで黒4抜き!
驚きました。白5ポン抜きが凄いので。しかし黒6
突き抜きも並みでない凄さ。冒頭画像の答えです。
白7で右辺白地になったけど左側白は互先的には瀕死の
状態。黒8は全部の白眼形狙う意図だが白11と繋がれて
攻めて得するのは容易ではない。ここは分断が良かった。
分断なら黒1ケイマが正解。白2~黒5まで。どちらかの
白を標的にします。左上白6と生きたら黒7で捕獲完了。
白6で中を動けば黒6が必殺。左上白は二眼至難。
左下の白への攻め方、食いつき方ですが意外なようで
黒1二線がすこぶ厳しい。次に黒2を見ています。白2受け
なら黒3と地を得しつつ攻める。白8まで何とか生きた顔を
したら黒9が決め手。白10に黒11がいつの間にか成立。
◆これぞ攻めの効果です。二線は要点になること多い。
◎お疲れ様でした。弱石をどの程度攻めて他へ向かうかは
実戦経験を積むことで自然と身についてきます。
次回指導碁で攻め場面表れた時の参考になりますように。