池袋教室の小林三段は野波三段と同じ池袋教室所属。お二人の棋風は対照的だが
何時も好勝負を繰り広げています。攻めの手が魅力で本局も出ました。
解説の前に久しぶりに味わった煎茶画像を。
自宅では殆ど珈琲なので日本茶は久しぶりでしたが良い香りと風味は格別。
茶葉の量やお湯の熱さなど色々試みて銘品の一杯を堪能したいと思います。
平塚囲碁祭り参加された静岡のNさん本当に有難うございました。五子局で
内容がとても印象に残っています。いつの日か三子指導碁実現期待。
黒10、白11の交換は左下隅へ悪影響し良くない。黒12は
白を攻める手で評価しますが早く黒Aトビが一押しです。
左上隅▲は『三羽烏』堅く隅で根拠確保が目的。なので外へ
出る必要はなく黒1、3が良かった。白4への対応は黒7、
9ハネツギ。これで安心ですね。
黒14を無視され黒は一手遅れたけどうまく打っています。
△へもう一本黒1とオシて黒3が適切で石の形でした。
攻めたい白×にツケないことで黒イ、白ロ、黒ハが楽しみ。
初手から掲載。黒24~白27と進んだときに黒28ノゾキ!
善悪は別としてこれが小林さんの魅力。上手相手でも
弱点見えたら躊躇せず試みる積極性です。白は手が止まり
ました。×二つ分断どちらを受けるか。対応に注意必要。
考慮し白1が実戦。白が考えていたので小林さんは
切れないと断念されたが黒2と切る意味ありました。
白3で取られるけど黒4、黒6が先手で活用出来る。
もし黒8まで打てたら次からは五子で打ちたい。
黒2、白3は先手でも白を安心させ損。そこに黒4と
拘ったため白5二目の頭ハネが厳しい。白7キリの時
黒8は二目捨てが良かった。黒10、12を見て白が弱いと
小林さんは考えていますが現実は白13で大ピンチ。
◆力関係の正確な判断が今後の課題の一つです。
左辺は何とか生きました。右辺に注目。黒1~7が素直な
連結で素晴らしかった。白8に黒9も正解。黒11は下辺を
黒14で地にする方が大きかったけど後半勝負の様相。
白地へのヨセ方を教えました。×を打たず単に黒1ワリコミが
本筋。白2~4となります。初手黒×と比べ3目ほど違う。
ヨセ筋教えたのは地合いで白良いとの気持ちもありましたが整地してみると・・・
黒地66目、白地65目、黒1目勝ち。序盤から白は結構得しているのですが
一つ良い手を打つと黒が勝つ。それが六子局の厚さですね。
◎きょとん表情の小林さんにどうぞ遠慮なくガッツポーズと帰宅時には
スキップされますよう伝えました。また研究会参加お待ちしています。