連日のY氏定先局。23日の8時40分早朝開始。先ず画像を。
右辺白▲のとき黒の持ち時間切れ終局。攻め合いは白良しと
ヨンでいたがもし黒に好手・妙手あったら話は違うことになる。
画像見にくいですが左下は白地。ただし両コウでの攻め合い勝ち。
右辺にもし黒から本コウ手段あれば白大変。ヨセコウなら微妙。
◆序盤をじっくりとお見せしたい。Y氏の凄い発想必見です。
立ち上がり。早くもY氏の目的表れている感じ。
それは黒17を決め黒19に感じました。下打ち込みと
左辺詰め見合いにとの意図。白20ヒラキは黒に隅の
根拠与え、白aと進むゆっくりで打ちませんかの声。
黒21!これは下辺打ち込む前の準備手です。
味残すタイプは白3まで固め損・もったいないと保留
するでしょう。でも忙しい戦いになり後で打つと素直に
利かない可能性ある。黒4と打ち込むなら良き作戦。
白5ツケは右の一子捨てて左を有利にとの目的ですが・・・
『ツケにブツカリ』 最近頻繁に見かけます。私も格言の
「ツケにはハネよ」より検討することあるが白2オサエに
黒3が効果的なとき有力。白根拠を奪い攻めるが黒の目的。
今思うと白イ、黒ロ、白ハ対応が相場か。白全部繋がるので
平和です。でもY氏は黒二、白ホ、黒へで全体の白を攻める
準備しそう。最強か穏便か考慮し・・・決断。
◆実戦は白から勝負を挑みました。やれるとみたので。
進みました。黒1と一子抜き、白2切りまでほぼ必然。
黒3は形。白4コウ取りは手入れです。黒5は下のコウを
頑張りキカシと味残すためのコウ立て。でも白6ツケが
ピッタリの感。一応白の描いた進行になっています。
黒1(a)コウ取りに直ぐ白▲受けで大丈夫だが白2と
コウ立てし白4と取る。隅を白aで全部白地にされたら
黒は悔しい。打ちにくい黒b(左黒を弱くする)を白は
期待しています。すると・・・
▲コウ取りに黒1!「えっ。クリックミス、見損じ?」と
一瞬思いました。でも違いました。黒二子を捨てて良し
との決断だったのです。対し白は感情的にならず・・・
冷静な白1アテが正解。対し左下を黒コウ取るのは
白2抜きが大き過ぎる。続いてコウを仕掛けても黒に
見合うコウ立て無し。なので黒2~6となるが白7と
コウを解消します。以下想定だが左下隅が味良き白地で
黒▲一団薄く力関係は白強い。右下は▲捕獲で黒地は
多いがポン抜きも白イ・ロ存在でさほど光りません。
前図黒ワリコミに欲張りこの図逃したのは一番の反省。
黒二子を取って得と即断したが黒1アテに泣く。気合の
白2抜きに後の黒9が名調子となりました。黒3~7まで
厚い手続き踏まれてきつい黒9!。白薄くなってしまった。
黒11追及も厳しい。この時点はっきり黒持ちです。白2は
冷静ツギが勝ったか。その忍耐私にはとても打てない。
局後に検討でやり取りしたが黒1オサエが一番しぶとい手と一致しました。
白2が最善で黒3抜き、白4。以下黒11までヨセコウの姿です。
三手ヨセこうなので普通は怖くないが左下隅に白は両コウによる攻め合い勝ち
個所があるので気持ち悪さあり。それを含みにして先に右上白二間を攻めるも
高等手段。この時点では勝敗不明だと思います。
◎お疲れ様でした。さらなる最強手追及で腕を磨かれて下さい。