本局は中盤の接触戦攻防が大ポイント。本筋と冷静さに触れます。先ず画像を。
黒28、白29で止めるのは良くない。例え黒2が取られ
てもノビて左辺頑張るべき。黒30は部分的に満点だが
白31が嫌らしい。単に黒30オシの図をお見せします。
右下白カカリのときに黒イ、白ロ、黒ハも無くはないが
黒1ケイマが最高手。次に黒aも含み厚いです。聞くと
黒aは考えたとのこと。戦闘派らしさだが白が先に右下を
カカっているのでここは豪より柔が適していました。
左上白オシには手抜きする例が多い。島さん打たれた
黒1マゲで良かった。白2に黒3で気分も良いですね。
白4は先手だが黒5と味良くポン。白8は断点守り。
悠々右方面黒9に回る。ここから力発揮出来そう。
さて冒頭場面です。いろいろあったが左下中を切って
黒は中央が厚ぼったい。白は左上黒へ圧力掛けるべく
分断し▲とハネたところ。黒番で本筋手段は?
黒1ハネ出しが正解。白2抵抗には黒3ノビが強い手。
断点は怖がらない。この後は示しませんがこれが画像の
黒ツケの志。もし上手に負けても必ず上達します。
前図が最強でしたが実戦進行も悪くない。切る箇所は?
島さんが得意な場面。間違えるわけない。黒1切りが正解。
白2に黒3両アタリで満点。部分的に白惨状だが一応は
白ロの筋で黒二子も抜ける。その前に白4アテはキカシ目的。
さて黒イのツギ、黒ロの抜き。どちらが勝りますか。
, 島さんと私の棋風は似ている面あり。断然自分が良いと
感じたら気合優先で気分も良い。しかし好事魔多し・・・
打たれた黒1抜き正解です。左上隅も安心になりました。
続いて白2抜きのとき黒3受けは絶対でした。白二個を
冷静に捕獲すれば上辺白4は省けないので右辺好所黒5に
回れます。ポン抜き威力後半に発揮していたでしょう。
実戦は黒aとさらに抜き。白3。生きくらいあるだろうが
私も直感でしたがヨンでみると二眼作る手は無いようです
◎無念局。白が抜いた箇所を大丈夫か少し確認したならば
地としても大きいので黒3を選んでいたと思います。
来月の大会は上手破る活躍を期待しています。