島氏四子局 

         島さんは剛腕派だが少しずつ柔軟さも取り入れています。

         山崎さんとの互先対局は双方を磨くでしょう。

         先ずお二人の対局序盤一場面②を。

互先対局・:山崎五段vs:島五段②

       棋譜解説として送りますのでここでは解説しません。

       8日の指導碁のポイントを解説します。

失着は一手だけ

       黒12までシチョウ良しなら黒打てる令和で認められた定石。

       島さん知らないで打たれたそう。そういえば初かもしれない。

       右上でツケノビから切り結びとなりました。黒26、白27の

       交換は損。でも他は全て良い手。次の手もAIと一致でした。

連絡もAI第一候補と一致

        黒7、9は少しぬるいと感じたがAI第一候補。流石です。

        サバキの白12切り違い。ここの対応が大事でした。

   キリ違いにアテが最善手(白サガれない)

        俗に見えるが黒1アテが最善。本当は二子にし捨てたいが

        ポン抜かすよりない。もし白×と逃げたら黒イ、白ロに

        黒ハで大持ち込みとなります。実戦はあまい対応されて・・・

 実戦進行・好調な攻めだが黒17がそっぽ

        黒1受け。白2、4となり大優勢がかなり減りました。

        それでも攻めの姿勢を見せる。実戦的な打ち方で黒9まで

        対応し白10にも黒11と追及。白12遁走に黒13ケイマと

        やはり戦闘派ですね。石伸びています。黒15は白ハネ出し

        防止で悪くない。白16と逃げたときに黒17が失着。

AI提案図辛辣な決めに感服

       AIの攻め・決め方が辛辣で感服しました。それは黒1、

       黒3を俗に決めて黒5!次に黒a防ぐ白6と辛い連絡。

       そして黒7ケイマで躍動。右側外の黒一団強化されたので

       安心して攻め立てて行けます。なお左方面×は駄目場で

       双方後回しの今は価値低き箇所。そこへ白を追いやるのです。

混沌へ突入した実戦

       ここが島さんの弱点。どうしても分断したい気持ちわかるが

       あまりにも難しい戦いへ突入。この後、黒四子は左へ連絡したが

       下の黒数子がピンチに・・・

ここは休戦手が適切でした

        「繋がらせてあげる。」と黒1が適切でした。真面目に

        白連絡すれば右下黒地確保し十分のリード。白2で右下

        三々など荒らして来れば一転今度は分断するのです。

        ◎駆け引きも大事。それと状況で攻めいったん中断し

        地でも行けますよもテクニック。使いこなせれば上手に

        勝率必ず上がります。お疲れ様でした。