山崎氏四子局

           久し振りの山崎さん。島さんと熱戦対局されていました。

           最新の打ち方増えて来て腕も上がっています。

         先ずお二人の対局序盤を。棋譜解説としてお二人に送ります。

                               よってここでは解説はしません。

 互先対局・:山崎五段vs:島五段①

        8日の浦安碁会での指導碁をポイント解説します。

序盤棋譜(少々堅さあり)

        右上白ノゾキに黒4はプロ実戦例ある根拠重視しの受け。

        後で力出す方に適切。白9迫りに実戦黒10はある手です。

        ただし白11に黒12は消極的で上にトビたい。

        黒10でお勧めの打ち方二つを紹介します。

オシて堂々進出(一押し)

        黒1オシは自然。白2、4なら黒5カケツギ。白6には

        黒7、黒9が確かです。白を二つに割るのは良き事。

手抜き先行策も有力(のろい)

       「知りません」黒1手抜きも有力。白2、4は手厚いが

         黒A三々安心な一手になっています。黒5まで足早。

上辺打ち込み厳しい

                        左下白高ガカリの時に勇猛な手段伝えたい。それは上辺。

        黒1打ち込みです。一人ぼっちですが怖くない。白2

        ボウシで脅かすなら黒3を喉元へ食らわしましょう。

        白4オシに黒5とノビたとき白は深刻な事態だと気づく。

        この図は白駄目。そこで捻った手を私は打ちたいが・・・    

捻りには易々トビ越しで簡明

        白2は黒オシに叩きを予定。それも打てるが難しくなるので

        黒3コスミを推薦します。白4攻めに黒5トビ。白6は自らの

        連絡と分断兼ねているが右上▲はイ・ロで完璧生きなので

        安心し黒7一つキカシて黒9と飛び越せます。如何ですか。

打ち込みに打ち込み返し

       ▲と打ち込みされたとき無難な打ち方いくつかあるがAIは

       黒1を示しました。互先手で最善とのことでしょう。一応

       その心を紐解いて伝えたい。

黒やれる戦い

       白2と遮断するはず。そこで黒5とツケる調子が目的。

       白6に下辺取っての振り変わりでも打てるが堂々なら黒7。

       白も弱いので白8黒9にワリコミ防ぐ白10も仕方ない。

       黒11ハネとなり威張っていますね。盤の左側黒ハネノビも

       働きそうな勢いです。

       ◎今回強気打ち込み紹介しました。全隅堅く安全にしてからの

       打ち込みではやはり遅い。少し早めの実行を期待しています。

       お疲れ様でした。