栗林五段四子局

     お忙しく二か月ぶりでした。次局に活かす役立つ打ち方伝えたい。

左辺に注目 黒番で良い手あり(重厚)

ツケオサエの心・方針は?

        最近評価低くなったツケオサエですが運用次第です。

        白13ツギに対しツケオサエからの石の流れは・・・

ツケオサエ第一目的は根拠(実利)

        根拠得るのが第一目的なので黒1が正解。実利でもあります。

        白2封鎖は返事せずで黒3など大場に向かうのが良い。

        中が白っぽくなるのが気になるならツケオサエよりツケノビ

        採用する方がお勧めです。

切って戦いたい

        外へ黒1でした。白2スベリに実戦は打たなかったが

        即黒3と切りたい。白4ノビなら黒5ノビ切りが先手。

        以下戦いになるが×に隙が生じ黒が十分に打てます。

        白4でアテてくるなら手厚い実利得て先ず先ず。

実戦進行:ここは分岐点

        上辺黒1スベリ打ち込みがベストだが可。白2に

        黒3受けは手拍子。黒4連打かその左反発したかった。  

        左辺黒5から7キリは前の黒Aの顔を立てて賛成。白8、

        黒9まで後手ですが中央厚ぼったく必ず役立つ。  

        右辺白打ち込みから白16まで進んだときが分岐点。

        進むかいったん補強・守るかです。

下地案はマゲ

        黒1マゲを検討で伝えました。白イ・ロ・ハの弱点が

        次の狙い筋。左下黒への応援と右側白への攻めにも繋がる。         

        ただ右下白×怖いですね。検討してみます。

隅確保で満足します

        白2ノゾキに反対ツギは隅が危険になるので黒3。

        白8まで分断されるが一子捨てる黒11、13ハネツギで

        手を打ちます。白14切りは仕方ない。先手隅確保に

        満足し左辺を黒15白22までキカシます(気分良し)

        そこで地所境界線黒23、25に回ります。如何でしょうか。

守りなら黒1。棋風的にお勧め

        右下が不安な方は多いはず。ならばどう守るか。黒1

        ガリ良さそうです。白へのワリコミも見ています。

        白3な黒4と連結し嬉しい。以下安心し後半へ。

AI提示図(互先的)

        これはAIが示した図。厳しいですね。これを選ぶ方は

        隅の黒危険と見ずシノギ大丈夫と見ること。参考程度に。

        では26日の研究会で。力発揮局期待しています。