手厚い棋風を磨き攻め力も身につけて

 

トビトビ競り合いで各所に白の弱石

    隅に寄せた黒1打ち込みが最適。白2トビに黒3と飛んだ時に

    黒1が好位置にあります。真面な白4トビなら黒5トビで堂々と戦う。

    白は四ケ所弱石抱え大変。圧倒的優勢ですね。

    

実戦進行は手厚さ求めているが左辺白楽に。

    白8カケを打たれると打ち込みの迫力が薄くなっています。ただ黒7ノビや

    黒15ノビが下川さん持ち味。将来活用すれば地の損を取り戻せるでしょう。

    検討で指摘損なった手あり。黒5です。お勧めのリズム手法あり。

    

既に手厚いと宣言

    白aツケは上の白を先手で補強する意図。なので黒1ハネで一つだけ

    応じ白2ノビに左辺黒3を急ぎたかった。白4逃げなら黒5が名調子。

    この図なら左辺は白地にならず攻めも継続していたでしょう。

    

    白4で白5に打てば遠慮なく黒bと捕獲します。右上黒▲一団ですが

    手を抜いても大丈夫。右辺に黒イ、白ロ、黒ハのツケ切りシノギ筋。それと

    黒二と打てば即二眼あります。(既に手厚いので厚くしなくて良いのです)

    ◎手厚い下川さんは芸術的構想で見事な中地を描き切ることあります。

     攻めも織り交ぜながら上達目指し頑張って下さい。