佐々木六段三子局序盤

幻惑手に動じない出だし

    会に佐々木名はお二人。「自分は弱い方の佐々木。」と謙遜されていました 

    が本当に腕上がってきた印象。特に序盤が洗練されてきています。

    左上白9は久しぶりに打ちました。左右繋がっているよという手ですが

    薄み多く将来戦いが起きたときに頑張りにくい意味あり。黒10まで手厚く

    黒良し。

    右下大斜ジマリに 黒12と入って白15に黒16!これは利用する作戦で白が

    隅を取れば取れば二間ヒラキが注文。白17は反発です。

    ◆ここで上にツケたのが実戦ですが下ツケがサバキやすかったと思います。

下ツケでサバく

    黒1下ツケで簡明にサバけていたと思います。隅を取るらなら白2から

    ハネ出しとなり白8切りと進む。締め付けのために黒9とアテて・・・

上々のサバキ一線利き筋が楽しみ

    白1抜きに黒2、白3と換わって黒4が締めつけ筋。白5に黒6と構え

    右辺白の攻めを伺いましょう。絶対利きの黒イ、コウ利きの黒ロをどう

    利用出来るかが楽しみです。捨てたことで黒が強い立場なんですね。