設定した瞬間申込あり驚き。久しぶりのN氏です。本局も黒のシノギ、
白の攻めとなりました。私はシノギ派なので攻めはオシ引きが難しいと
いつも感じています。先ず最後の上辺黒。シノギあったかを伝えます。
白△とツイだ場面。上辺黒は非常に苦しい。シノギ手段は?
黒1ツケが唯一のシノギ筋でした。痛み伴うが半分は生きるようです。
白2ハネ出しなら黒3と切る。白6まで取らせ黒7、9です。白10追及には
黒11と我慢。白14まで半分取られは仕方ないようです。以下黒17まで想定。
地合いは大変だが黒の最善手段でした。なお黒1(2の右)で黒3オサエは
右下二段バネ定石久しぶりです。N氏が打たれた黒23
利きや黒21サガリからのコウ立てが多いためか一子
ポン抜きの方が嬉しいと見解している方が最近は多い。
黒27一間高バサミ局面に合っています。そこで白28。
この手は昔、長南さん好きだったと記憶しています。
ただこの軽い手を私はうまく活かせなかった。
結果はこうなりました。厚い姿得たが△と黒1の交換が
不満。N氏気を良くし左下カカリ。ここも大きいけど
右上引き締めるほうが良かったと思います。昭和碁界で人気
あった黒1旗立ては如何でしょう。白シマリなら堂々の黒3。
白模様は平たん、右上一帯黒模様は立体的で夢あります。
実戦は白打ち込みに戦いを挑まれたが捨て石策検証します。
黒1ツケです。白2、4なら黒5、7が先手。白8に黒9と
膨らませる。私が殴り込む可能性大ですが有力だと思います。
◆堅い白△から地を増やしている点が捨てやすい理由。
白4ノビ切りなら黒5切り。白10までかなり値切ったので
黒11と引き締め地で勝負します。これは黒良し。
実戦は左辺ツメから隅へと地を稼がれたが直ぐ黒1、3の
ツケ二段が適していました。黒Aを大事にしたいとき採用。
左辺黒イ・ロの安定配置が後押しする手でもあります。
白1、3対応が普通で流れは白5~11。そこで辛く黒8の
カミ取り。ハネ出し防ぐ白11が相場。白に外勢を与えたが
黒12まで踏み込みましょう。対し私は必ず白13と反撃するが
黒14と踏み込み勝負。左右の辺に黒a、b援軍があるので
私は黒持ちだが良い勝負だと思います。
大模様を築いて下されば。これは何気な希望。楽しみです。