2日午後のN氏定先局

  設定した瞬間申込あり驚き。久しぶりのN氏です。本局も黒のシノギ

  白の攻めとなりました。私はシノギ派なので攻めはオシ引きが難しいと

  いつも感じています。先ず最後の上辺黒。シノギあったかを伝えます。 

上辺黒のシノギ筋、ありや無しや

     白△とツイだ場面。上辺黒は非常に苦しい。シノギ手段は?  

二線ツケがシノギ

  黒1ツケが唯一のシノギでした。痛み伴うが半分は生きるようです。

半分は取られるが最善

 白2ハネ出しなら黒3と切る。白6まで取らせ黒7、9です。白10追及には

 黒11と我慢。白14まで半分取られは仕方ないようです。以下黒17まで想定。

 地合いは大変だが黒の最善手段でした。なお黒1(2の右)で黒3オサエは

 白1サガリシノギ無し。

長南氏得意手拝借

         右下二段バネ定石久しぶりです。N氏が打たれた黒23

        利きや黒21サガリからのコウ立てが多いためか一子

           ポン抜きの方が嬉しいと見解している方が最近は多い。

        黒27一間高バサミ局面に合っています。そこで白28。

        この手は昔、長南さん好きだったと記憶しています。

        ただこの軽い手を私はうまく活かせなかった。

左上は白今一つ・打ち込みで戦機

        結果はこうなりました。厚い姿得たが△と黒1の交換が

        不満。N氏気を良くし左下カカリ。ここも大きいけど

旗立て模様勝負有力でした

       右上引き締めるほうが良かったと思います。昭和碁界で人気

       あった黒1旗立ては如何でしょう。白シマリなら堂々の黒3。

       白模様は平たん、右上一帯黒模様は立体的で夢あります。   

捨て石策・有力

        実戦は白打ち込みに戦いを挑まれたが捨て石策検証します。

        黒1ツケです。白2、4なら黒5、7が先手。白8に黒9と

        膨らませる。私が殴り込む可能性大ですが有力だと思います。

          ◆堅い白△から地を増やしている点が捨てやすい理由。  

ノビ切りなら切り。実利で勝負

       白4ノビ切りなら黒5切り。白10までかなり値切ったので

       黒11と引き締め地で勝負します。これは黒良し。

左下連打は隅の根拠辛めが良。

       実戦は左辺ツメから隅へと地を稼がれたが直ぐ黒1、3の

       ツケ二段が適していました黒Aを大事にしたいとき採用。

                          左辺黒イ・ロの安定配置が後押しする手でもあります。

地の辛さからの消しで白へ圧を。

         白1、3対応が普通で流れは白5~11。そこで辛く黒8の

         カミ取り。ハネ出し防ぐ白11が相場。白に外勢を与えたが

         黒12まで踏み込みましょう。対し私は必ず白13と反撃するが

         黒14と踏み込み勝負。左右の辺に黒a、b援軍があるので

         私は黒持ちだが良い勝負だと思います。

         ◎次回は白がシノギ勝負の碁を打ちたい。出来れば雄大

         大模様を築いて下されば。これは何気な希望。楽しみです。