幽玄の間K氏五子局

    久しぶりのK氏。五子の方では一番個性的な碁を打たれる印象。

    私もアマ時代お手本より自己流だったので共感持てます。先ず画像を。    

K氏大長考場面

 K氏は殆どノータイムで打たれます。少し考えても30秒以内。ところがこの場面

 白△に5分以上考慮されました。形勢容易ならずと見て反撃をヨンでいたのです。

渾身のグズミ反撃

 私もヨンでいたグズミを打たれました。これはノゾキでもあり分断で逆襲の決意。

 善悪は判らないが白ノゾキに受けて座して負けるより遥かに良し。

序盤での『グズミ切り』(好手)

 実は序盤でもグズミが出ました。▲はグズミ。切る意志で『グズミ切り』です。

 私もグズミ大好きなのでニコリ。天元も控えていて白苦しくなりそうですが。

反撃どうなるか。検証します

      白△は×ツイでとの声。対し黒1はイとロどちらか切るぞの

      逆襲。白イは妥協で△泣く。ロは黒イで心配です。そこで

      第三の手で勝負しました。

カケツギが最強最善でした

        白6まで進み実戦は黒×。ツギは残念でした。黒7なら

        何か起きたかもしれない。なお黒Aサガリは左の断点を

        白に攻められ得しない可能性大。ここで白が×を切るのは

これは黒勝ち

        もし白1と切ったら大変でした。黒2~8が良き対応で

        黒シノいでいます。白11、13で生きれば良いが黒16まで

        全滅。もしこうなったらギャーと叫ぶ。

シノギありが結論

        白1を発見しました。断点を横目に見ています。以下

        白5までシノギ。黒に×断点が生じています。検証結果

        成功はしなかっけどグズミ手段を私は評価したい。 

立ち上がり

       黒24~28分断は切られた方は痛いが嬉しく感じました。

       黒A天元を早めに戦いで活かす。五子局の模範です。

天元と握手が大事

       数手進行した場面。ここで実戦は黒a。気合良いが気負い

       でした。先ず黒1と天元▲と繋がるべき。白2には今直ぐ

       攻めずに右下へ黒3と迫りたい。白の攻めは後の楽しみに。

分岐点

        勢いと流れで黒実利白厚みのワカレとなっています。

        左下~右下の黒確定地は36目。白aと割って来られた時

        黒は考え所で分岐点。▲捨てるか担ぐか。どちらでしょう。

中の黒数子捨てるが一番のお勧め

        お勧めは黒1です。黒×捨てる方針を採ります。以下一例。

        黒9までとなると上の黒A・B・Cが好ましいですね。

        白の確定地は下の黒より明らかに少ない。如何ですか。

種石助ける図(参考に)

       気が進まないが動く図も載せます。白6まで天元が悲しいが

       左上黒9が自慢ですね。さて右一帯白模様をどう削減するか。

       打ち込み(いくつかの×)は勇猛ですが相手が上手と考慮し

       黒1消しを伝えます。一歩一歩減らして打てそう。

       ◎お疲れ様でした。少し力を溜めて機会見てパンチという

       リズムも習得されると会心局なると思います。次回楽しみ。