幽玄の間N氏定先局

    23日(日)の9時10分設定にN氏からの申し込み。久しぶりで嬉しい。

   先ず勝負所を画像で。①画像が実戦場面 ②は検討で指摘した黒最善手、

   ③は白無理した場合の破綻図。 

①黒番。考慮されたが打ちたい手が正解でした

  N氏ここで長考。黒の薄み具合をヨンでいたと思うがノータイムならば・・・  

②切りが最善。黒の薄みは・・・

  切っていたはず。白は対応に苦慮していたでしょう。一応白の予定は

③検討図:白が駄目詰まり

   白2ノビでした。黒3カカエとなります。問題は黒石の薄み具合だが

     白4~8分断は黒9、11が成立します。これは白投了ですね。

ポン抜ければ黒厚い

逃げ出しは中の白封鎖され苦しい

駄目詰まり負けの可能性

俗な白1は黒4を喰らい前途多難

オシは上辺が辛い姿に

       以上検証したが切ると黒良い図ばかりで本当に惜しかった。

後半の勝負所

       上で切りを逃し黒が苦しい状態が続いていました。白は

       中の黒捕獲と勝負を決めに行く。実戦の黒×は白が楽で

          安心。黒1ツケなら難しかった。変化を少し図で。

       

これは白苦戦

        白2ツギなら黒3とハネる。白8は利くがツギが難しい。

        白10ハネは黒11、13で事件。下の白は生きるけど左側の白が

        危険になりそう。

       

ヨセ勝負

       黒1には白2対応が最善かもしれない。黒3に白12まで

       白シノギです。ただ取りに行ったはずの中黒一団を黒15と

       生きられては大損。それまでの黒損もかなりだったのでヨセ

       勝負となったでしょう。なお左下白16、18はコウが強いと

       見ての頑張りです。

       ◎今回は勝負所のみの解説でした。次回もお待ちしています。