幽玄の間G氏三子局

         10日19時50分のG氏三子局。先ず序盤画像を。

  下一帯黒厚壮。上辺変則ワリウチには?

        先ずここまでの感想を軽く。結論から言うと黒厚く良し。

        白は生きたがせこいし小さい。黒36で37を先なら完璧。

        黒40は少し震えたか。後に打たれた左辺ノゾキ利かし今が

        タイミングでした。右上黒50はぬるい。でも後に右辺へ

        打ち込みに回れば良い手になる。

        ◆白51から53、55は奇異に見えるけど早治まり目的。

        普通対応を次の図で。

 今ならツグ。右上シマリにも回れそう

        黒3と打つ前に黒1ノゾキなら白2とツイでいました。

        それから黒3なら白4と補強していたかも。右上黒5に

        回れば順風ですね。

早治まり手法への基本対応

        白1~5はプロ手合いでも見かけます。早く治まりたいが

        目的。基本対応は隅の地に辛くで二つ紹介します。 

隅を辛く打つ対応

        黒1ツケ。白2には黒3、5と対応します。白6~8は

        相場で黒9まで良き形。白10には黒11で涼しき顔をしたい。

        白12に右辺黒13打ち込みが絶好です。荒らせば地合いリード。

攻め伺うならナラビ受け

         白へ食いつきたい方には黒1ナラビがお勧め。白6まで

         相場だがまだ黒a狙い残る。黒7ヒラキに白8と守れば

         黒9、11でこちらで利得を。これも黒やれます。   

実戦:緊迫した場面・次の一手は?

        左辺無難な図はいくつもあったが勢いと気合でG氏は

        黒29まで押しつけてきました。ただこれはもろ刃の剣。

        白30が痛烈な切り。対し黒A・B・Cどの手が正解か。

アテが正解。白逃げなら戦える

難解だがこのコウなら黒やれる

        アテに白2ポン抜かしで左上黒数子を取りに来る可能性大。
        その時は腹をくくり黒3ポン。簡単には取られないと見る。

        白4が一番険しく黒5以下黒25まで手数長いけど(白16は

        白bキリ)コウになるが検証結論。先に黒23と切ってから

        黒25とコウを仕掛け白aには白五子をアタリにするコウ立て

        使い黒良し。左辺白には生きられますが右辺荒らし打てるはず。

        

        ◎惜しい碁でした。続いて連続で受けて頂き感謝です。少し

        後に掲載予定。これからもよろしくお願いします。