Y氏久しぶりです。気合と反発力は相当なもの。流れが悪くなった時に
弱気になり過ぎないようにがイメージとしてあります。では始めます。
右下黒10では切って隅を取るのが定石だが五子は天元を活用
したいので黒10ノビ良し。左上黒22封鎖は厚い補強で賛成。
白23二間に左辺受けず黒24で返したのが明るさ。その点を
白に打たれると下が白模様化する恐れあります。
黒26は守りの気持ちだが何も打たずで平気。白27との交換は
白一子を強くしています。
◆右下黒30が惜しい。一路右なら100点でした。
黒1は▲からケイマの位置。保身のため白2這いは
仕方ないが黒3とノビて封鎖完了。白×分断には・・・
白1分断には黒2と緩めます。白5と切ったときに黒6が形。
白7に黒8で丁度天元と一間トビ連絡となります。なお
大事なことを伝えるが先手でも黒イやロは決めません。
白がイやロを打てばその時に良き対応を考えます。
◆右下黒ですが右辺〇の余地と隅に黒a、白b、黒c利きが
あるので今のところ不安なし。白二子の動きを見て考えます。
白イ、ロと打ち「黒さん天元と左上薄みどちら守りますか。」
との声。対し右辺▲切りは「白さん放置し過ぎ。」のお叱りの一手。
Y氏のこのような態度が気合良く嬉しく感じます。
しかし白3出は厳しい。①助け頑張るか、②捨てるかの分岐点。
普通の黒aオサエは白×切りとなる。その図で捨てるよりも・・・
黒1外しが高級な捨て方です。白2にじっと黒3ノビが
高級さ。白8まではほぼ必然。そこで黒9がぴったり。
A天元と連絡しただけでなく△二子取り込む勢いですね。
左の黒×捨てた代償十分得ています。外しが一押し。
強くなったと感じたのは黒1~5の対応。この緩め手段は
気づかなかったが上の黒数子軽いので適していました。
これ以上オスと空振りなので白6、8は作戦変更。
一応全体の黒と右上黒の絡み攻めが目的。ここからY氏は
天元も助けたいとの動きをなされたが白が駄目を打ち
黒1~7と外を得していることを考慮。×も警戒し・・・
黒1と戻したほうが賢明だったでしょう。白2には黒3~
黒7としっかり治まる。白8で天元aは大きく取られたけど
黒9守りに回り落ち着きます。後半勝負でした。
ここでも黒1戻しが冷静でした。白2に黒3で次の戦いへ。
前の黒A活躍しそうですね。
◎お疲れ様でした。いつも受けて頂き感謝。柔と豪を身につけ
五子快勝局を期待しています。