28日（火）久しぶりに幽玄の間指導碁成立しました。常連のＶ氏です。
結果は黒の中押し勝ち。最終場面を先ず画像で。後半に見せ場作れず
押し切られた内容でがっちり黒残っています。一番のポイントは上辺から
左上の折衝。Ｖ氏からも「はみ出せたのが良かった。」と感想。では開始。
右下白21から戦いを起こしました。黒26、28は右辺への
備えが目的。普通は白ａだが黒ｂが見えています。そこで
思いついて白29鼻ヅケ。たぶん新手だが打てそうな感じ。
危険察知し打たれなかったが黒１出が最強はどうなるか。
白２に黒３マガリが肝要。白４追及には黒５切りが犠打。
以下私の想定です。右の白三子苦しそうで黒良いと思うが
左下▲へ白三々からの攻めがある。実戦は簡明でした。
鼻ヅケの顔が立ち黒あまいかと思ったが黒７と叩き黒９と
ツイだ姿はかなり厚く隅の▲も笑顔。右辺も良き構えなので
黒はこの図で良いですね。続いて左上は定石後の手段です。
黒15は手抜きもあるがここはノビ切り頑張りたい。
さて白16カカリを迎え黒の分岐点。その前に・・・
白１ノビ少し考えたけど黒２が見えて却下。左下▲へ
白ａ攻め期待出来るかですが白×が立ち枯れになりそう。
右上を黒１と受けて白がどう打つか様子見したいです。
白２が有力だけど黒ａ～ｃの手段・キカシがあるので
白地大きくない。黒１利用し黒３、５と追撃します。
左下黒イ、白ロ、黒ハふっくらも楽しみですね。
二子動くなら黒１ケイマです。次に黒ＡトビがＢを含む。
力関係は左上白と五分、いや黒が強いと見たい。
右辺両ガカリから小技使い白が少しポイント得ました。
それが上辺黒へと影響へ。白１ボウシのとき気分良かった。
しかし数手進行し黒20と冴えた一手まで白の方針が挫折
しています。Ｖ氏の力強い対応がそうさせたのですが・・・
白の反省を二つ示します。
白１とツケて封鎖する手は相当有力でした。黒イは白ロで
出にくいので白ボウシの右へツケて脱出計るか早生きか
選ぶでしょう。この進行はさらに白番になると左方面が
かなり豊かになります。ツケは形であり自然でした。
白１ケイマはツケよりも簡単に眼は与えずの意図。ただ
黒２には左上白も弱いので白３と外すべきでした。黒４に
白５と柔対応します。実戦の白×、黒●交換をしていない
ので上には白イ、黒ロ、白ハの狙いが伏在しています。
『死んでも切る』白１へ手が伸びました。しかし黒２～８が心配。
白９には黒10トビ。隅の黒が取れるなら良いけど黒一線サガリの
利きがあり無理。左上隅黒はかなりの強度です。認識せねばと反省。
◎本局うまく打たれました。次局は気を引き締めて臨みますので
よろしくお願いします。
