8日10時開始のV氏二子局。双方気合の応酬の振り変わり後が見所。先ず画像を。
私が黒なら左下で先手を取って左上白を攻めるという構想を描きます。
ドキドキ場面。白は右下~下辺黒を脅かしているが黒は左中の白を取り込むぞと主張。
さてどちらの捕り物が大きいか。味などは?その具合がポイントになりました。
終盤の勝負所。中央黒▲はおおっ!と感じました。私が打ちそうな手です。
打って返し含んでいますね。取られている右下黒を活用し右辺黒と連絡を
計ろうとの策ある豪手。解説余裕あればどうなるかお見せしたい。
黒20と左辺迫った手は地をよりも攻め優先で好感持ちました。
対し白21三々は攻めさせようとの策。黒22、24で白25を促し
先手取るのは当然で機敏。ただ次の黒26はぬるかった。悪手
ではないが前の黒20の継続としてはちぐはぐ。白27という
黒揺さぶる余裕与えています。
黒1。一間に迫る所です。白2と対応したらいろいろあるが
黒3ケイマは攻めの流れ。以下黒13まで想定例。白は上辺に
入る暇はないし左上で眼作りもかなり面倒です。
黒3と一つ這い、黒5は丁寧でこれもある。白棒石で
主導権は当分黒が握ることになるでしょう。
上辺は一応穏やかにワカレました。左辺削減の白1は疑問。
受けずの黒2が正しい。三線に踏み込めず横に白3と飛ぶ
ようでは白の動き変です。黒4と根拠奪い黒6と上の黒を
補強しながら攻めて好調。白7~11は応援と右模様の拡大。
しかし黒12ボウシが厳しい好手。白13とよろけた時に・・・
◆実戦は黒aでした。白イ、黒ロ、白ハまで決めて安心し
右へ黒二と消しに向かう予定だったと察します。
しかし削減する前に準備する必要あったのでしょうか。
実戦だと右下黒へ影響するので露骨な黒1コスミツケから
黒3が安全性ありました。実戦の進行とは大分違う展開。
黒イ、白ロ交換で即黒1カタを決行して良かったと思います。
▲も健康体で安心ですね。
かなり進行した場面。右下黒と左側の白の振り変わりに
なったが黒の味消し手、黒(13の十八)白(17の十八)
交換がかなりの損となり白有利。損を取り戻すべく黒は
右辺突入し右下黒の味をみた黒1グズミを打たれ所。
白2まで実戦ですが次に敗着黒×が出てしまった。黒aと
打つつもりがクリックミスされたのか、大ポカか、残念。
◆最善に打てばどうだったのか検証します。
黒1アテから黒3ハネが好手段。白4と我慢させれば黒5と
連結し気分的には黒成功。×断点今直ぐは怖くないです。
白1と遮ると黒2アテから黒4とツグ手段が生じます。
白5と切るのでは黒6で死んでいた黒一団復活。また右下隅
断点危険なので白7手入れも必要。夢のような黒先手生きです。
ただし右辺側は不利となっています。右上隅黒8抜きが相場か。
白9に黒10は省けない。白11、13で一応白地もまとまります。
ざーッと地合い数えたら黒が良く見えましたが如何でしょうか。
△取られは生きられては悔しいと白1、3助けるのは
黒4、6と反撃されます。白四子シノグのが精一杯で
見ての通り黒14まで隅の白三子取られ。あまりに悲惨。
◎ポカさえなくこの三つどの図になっても黒にチャンス
あったでしょう。惜しかったが本局石が張っていたので
次が楽しみになりました。よろしくお願いします。