古川五段四子局序盤

  二面打ちもうお一人は古川五段。最近『自分の良いと思う手を打つ』という

  信念が盤に表れてきたように感じます。先ず「おおっ。」と感じた画像を。

受けより攻め優先。積極的なケイマ

        左下白がスベったら少考。受けずに左辺打ち込みです。

        気合の白三々には黒ケイマ!気合を感じました。

連結良しとの判断はなかなか

        左上逃げ出したのが実戦。黒が主導権を握りました。

        黒16追撃良し。白17は黒イやロと受けられ固めるが

        同点を黒に打たれると『耳』の急所。それを避けました。

          受ければ普通だが実戦は一転左辺を黒18。これも好手段。      

受けた場合の想定例。もちろん有力

   実戦:手厚く立派な左辺。▲の身の振り方は?

        黒~黒4でイ・ロ&A・B・Cをほぼ連結。厚かった。

        ただ上辺▲が孤立し厳しい白11打ち込み。黒は分岐点。

捨て石策(参考に)

        情け深き方はされないで下さい。ドライに捨てる作戦。

        上に25目強の白地与えています。でも黒の方の利得を見て。

        左上隅は約5目、右上も黒11先手で得。そして右辺一帯は

        黒の勢力圏に。黒×は泣かず喜んでいると判断したい。

実戦進行・黒23で大チャンス手あり

        黒1、3動き出しは堂々。左上の白を攻める気持ちを

        抱いていれば大賛成。反動で右上隅は窮屈になったけど

        黒21まで白を割って頑張っています。黒23では・・・

最高手は中央分断

       黒イ、ロの補強は90点あり。でも100点は中央。黒1です。

       白2に黒3で左上△一団封鎖完了。白番なので当然生きますが

       中の白×を孤立させたことが戦果。それから右下守りも良いし

       下の白三間に打ち込んでみるのも面白そう。打ち込みは気楽。

       理由は白の対応如何で捨て石にすることも可能だから。

       ◎これからも定石や常識に拘らない発想を。頑張って下さい。