野波さんは会の最高齢ですが教室の次の日の研究会幹事として
本当にお世話になり感謝です。教室対局一敗一勝後の指導碁に
野村氏加わって頂きペア対局。学び目的の指導碁です。
復習も兼ねてポイントを伝えます。
白５、７ツケ二段に黒８、10は一番の主流手。連絡なら
普通だが白11切りを採用。経験少ないからかこの後にミス
される方結構います。黒12と一つ逃げる捨て石は正しいが
白13に対し間違えたら教えようと思っていたら・・・
黒３をしっかり打たれました。三目にして捨てる定石です。
白４を待って黒５オサエにより黒イ、白ロの先手利き生じて
それが白×の弱体化に繋がります。正解で本当に嬉しかった。
黒１、３と白×を取りに行くのは意外に冴えない。白２、
白４とぼやかされ白ａを狙われます。白×は廃石に近いと
考えて欲しい。野波さんが打たれたのは・・・
黒１トビでした。他にも良い手あるけど▲厚く格調高き一手。
互先だと次にボウシされるとほぼダウン。六子局なので右上へ
転身しました。ここから野村六段加わりペア対局へ。
白12切りからの攻防はその場でみっちり伝えたので省きます。
右上は実利と外勢のほぼ互角のワカレ。六子局は最適。
白１と消した時、野波さんに「隅受けるのもあるけども
反発は最強、頼もしい野村さんいますが如何しますか。」と
伺ったらビシッと黒２。二人交互に黒６まで息が合って
います。黒８ハネは一路上のナラビもありました。
◆白９は苦しいからツケてサバキ求めています。対し
黒１サガリが静かだがきつい攻め。白２オサエ込みには
黒３、黒５と隅をしっかり補強。後は自然に絡み攻めです。
実戦は黒１ハネ。悪手ではないが白２が嫌らしい。黒３に
白４一発食らわせ下の白強化。黒５のような手を打たされ
ると後にその影響が出ることあります。しかし白苦しい。
◎お疲れ様でした。明日もよろしくお願いします。
