初勝利まで足踏みしている野村六段。私が棋風を熟知し利用している面あり。
焦らずそのうちですね。本局白を攻める時機がポイントでした。
白を左右に割って中へ進出しているので基本的には
悪くないですが黒10でお手本を2図伝えます。
右上▲に黒aは普通だが両ガカリ怖くないので左辺を
黒1とツメたかった。白に迫る競り合いが目的です。
数手進行し右辺白aとツメた場面。実戦はその手に
反応したが手抜きし黒1が最大の要点でした。
下辺●を補強し左下白二個を攻める。白2と逃げたら
黒3が名調子。上の▲も厚みとして役立ちます。
右上黒イ・ロ・ハは強い。余裕ありますね。
右上隅実利確保され黒1と打たれました。白の受けを
期待したと察するが白2が攻防の要点。その後は黒イ、
白ロ、黒ハの進出だがよろけていて今一つの姿です。
右上と一貫した打ち方目指すなら黒3下ツケ。白4に黒5です。
上の黒が頭出しているので中は大きな白地にならないでしょう。
◎お疲れ様でした。研究会は六段以上の猛者いますので一日体験
顔を出されると嬉しいです。