平塚囲碁祭り如何でしたか。指導碁で当たったプロとの内容・結果を
今度伺うのが楽しみです。では6日の三子指導碁解説始めます。
先ず一番のハイライト場面からお見せします。
黒1アテにシチョウ良いので白2はノータイム。しかし黒3と
さらにアテられ緊張感ピークへ。もし白逃げる手がなく取られ
るとここで碁が終わります。結果どうなったのかは最後の方で。
左下両ガカリから黒14まで手厚く好ましい出だし。白15
逃げに黒16ボウシは気合感じました。ただ白17、黒18が
利くと少し間空き薄くも感じる。お勧めは次の図です。
白19ボウシに黒20トビは豪の意志。柔もありました。
以下白25まで中が割れているので少し白持ちの雰囲気。
白二間トビに黒1、白2(絶対先手)を決め黒3と連絡
選ぶのも冷静で有力でした。白4ノゾキ牽制の意図で黒5と
対応出来ます。黒安心し白数子は浮いていて打ち易そう。
▲をボウシされた時に黒1中央連絡が良かったと思います。
白2で苦しそうだけど黒3がある。白4に黒5ですんなり。
白4で気合は左辺だが黒4で隅は取られ。黒に分があります。
実戦。黒1は白薄みを伺う手。白2で応え伝えている連絡筋を
消しました。黒3は勢いで当然。白4切りとなる。以下戦いだが
黒数子捨ての和平策も選ぶことも可能。黒7では隅へ様子見あり。
隅を黒1、3とハネツギどう生きるか様子を見ます。辺ハネは
打ちにくいので白4。そこで黒5ハネ。最善は白6だが満足し
黒7コスミがお洒落な手。中の黒二子も頑張れそうですね。
白1オサエは黒の思う壺。黒2が上の黒3を含む良き利き筋。
白3と打つと黒4オキが必殺手。イとロが見合いで白死。
なお白一線アテは黒イやロどちらも可。コウにもならない。
本局は三面打ちでしたが他のこの場面に集中し釘付け。
白3、5でどうにかシノギありと。以下実戦ですが・・・
黒6で気になった手がありました。それは後ほど。
検討で左辺黒を捨てるのは?と伝えました。黒1です。
白2でほぼ取られとなるが黒3と根を下ろし白△は今後
どうするの?と訴える。白が右上どこに打っても最強で
頑張れば黒打てると思います。なお左辺は黒イ、白ロ、
黒ハが隅に利くので左辺へサルスベリあり。如何でしょうか。
種石捨てる黒4。人間的には辛いがAIが示しそうです。
以下黒8まで想定したが意外に白儲け少ない。やれます。
もしかして黒1コスミツケ成立するかも。一見無謀に見えるが・・・
白2に黒3と止めます。白4切りから白6、8だが黒9と
応じる。右の黒三子シチョウにもゲタにもならない。
私のヨミでは白2で逃げる良い手が見つかりません。
ならばこの図選べば黒勝利だったとなります。
◎惜しかった。局後にプロに対し無謀な手が多かったとの
感想あったがそれは違い真逆でした。白が無理し黒は何も悪く
無かったが結論。次回、自分を信じ会心勝利目指して下さい。